みなさまご機嫌いかがですか？　ひまひまじゃがいもです。

　先日友人と食事に行きました。そのことを知人に話すと珍しがられたので、そこで気づいたことをつらつらと書こうと思います。

夫の友人との食事会

貴重な友人　LちゃんとZちゃん

　先日夫と夫の友人と4名で食事に行ってきました。お相手のLちゃんとZちゃんは夫の専門学校時代の同級生で、二人とも女性です。もともと知り合いである場合などを除き、夫の女友達と嫁が仲良くなる機会は少ないものですが、私はふたりが大好きです。

　全員揃うと話題はだいたい仕事。もう転職してしまったのですが、私が以前の職場にいた時は、4人全員が同じ業界の会社に勤めていたので、全員の仕事の話はなんとなく分かります。集まると毎回みんなでたくさん食べて飲んで話して、楽しく会が終わります。

　でも、二人に会うまではこんなに仲良くなるとは思っていませんでした。うとうとしている夫を横目に、帰りの電車の中では毎回、二人と出会った時のことを思い出して楽しいような気恥ずかしいような気持ちになるのです。

ふたりと出会うきっかけ

"彼氏の女友達"からの提案

　現在の夫と付き合いだして半年ほどたった時のことでした。当時私は社会人2年目、夫は専門学校の4年生でした。そんなある日、夫は私に言いました。「学校で仲良くしている女子の友達が二人いて、ひまじゃがに会ってみたいって言ってるんだけど、どうかな？二人ともいい人だし人見知りしないタイプだから、きっと仲良くなれると思うんだけど」

　私は面食らってしまい、言葉を返せませんでしたが、内心ではこう思いました。その誘い、乗っても大丈夫なのか？

　当時の私は自己肯定感が低く、夫に対して「学校やバイト先に可愛い子がいたら、目移りしてしまうかも……」などと、余計なことをぐるぐる考えていました。その上に女友達がいる場に来いだなんて、どんな地獄だ？と思いました。

余計なことを考える私

　そして友人たちには大変失礼ですが、「友達の彼女に"会ってみたい"って何だ？？」とも思いました。そこでピンときたSNSでよく見る投稿。「その女友達のふたりってもしかして、いわゆる"彼氏の周りにいてほしくないタイプの女友達"かな？」「マウントは気づかないふりして我慢できるけど、まさかの相談女系だったらどうしよう……」とこれまた大変余計なことを悩みました。

　あらゆる事態を考えて考えて、本来の気の強さが勝った私は、二人と会う場のセッティングを夫に依頼しました。そして、あえて"女"を前面に押しだすために体のラインがわかりやすく出る服を買いに行きました。そして働く女性の余裕を見せつけるために"あえて"奢ってやろうと思い、貯金を下ろして多めに持って出かけました。気分は戦闘開始です。

　こう書きながら、過去の自分が痛すぎて吐きそうなのですが、それくらい不安だったのです。

　

実際に会ったふたりは…

どんな友達なんだろう

　集合場所に着くと夫は来ていましたが、女友達二人は電車の遅延に引っかかってまだとのこと。「敵もやるなぁ、待たせてきやがる」などと最悪な感想を抱きながら待っていると、現れたのはいたって普通の女性たち。私を見るなり丁寧に挨拶をしてくれました。平日だったからか「お仕事でお忙しいのに、お呼び立てしてしまいすみません」と言われ、少し拍子抜けしました。あれ？この二人、めちゃくちゃまともでは？？？

　予約していたお店に着き、私の自己紹介もほどほどに話していると、私がちょっと勘違いをしていること、そして夫がとんでもない言葉足らずだったことが判明しました。

二人が私に会いたがった理由

　二人の話はこうでした。
　夫は学校で彼女(私)の話をする時は、必ず超ニヤニヤしている。学校の合間だとじっくり話を聞けないから、この前学校帰りに3人で居酒屋に行ってノロケ話を聞いた。夫は酔っぱらっていたのもあり「俺の彼女は超スタイル抜群で最高だ！」と豪語していた。絶賛しているスタイル見たさに、ぜひ会ってみたいと思って、今日こうして機会をもらった。彼女さん、話に聞いていた通り本当にスタイル抜群ですね！と。
　
　恥ずかしさのあまり顔から火が出そうでした。その上、墓穴を掘って自ら体のラインが出やすい服を着てきたのです。あーーもーー本当に最悪だよ。言っておきますが、私のスタイルは全くよくありません。わりと手足も太いし、背が高いから縦の長さでごまかされるだけで、ちゃんと太っています。私の戦闘モードはすぐに解除され、恥かきモードに変わりました。

　加えて、二人には長く付き合っている彼氏がいることも分かり、この二人は変な気を起こしたりしないだろうと安心しました。同世代なので話も弾んで、すぐに打ち解けました。

女友達、怒涛のイジリ

　打ち解けてからは、夫がいじられまくりでした。私のことに関して聞かれて夫が答えれば「そこに加えて、この通り"超スタイル抜群”やねんもんな！」「それ前の時も可愛いって言ってたよな～」とガヤを入れるふたり。私には「お洋服、パンツスタイルが見てみたいって言ってましたよ！」「黒髪なのも好きなんですって」と、3人で居酒屋に行った時のノロケを全部教えてくれました。

　目の前でここまでいじられるとなんだか友達二人が偉そうな感じもしますが、全く嫌な気はしませんでした。むしろ普段の学校での姿を見られたような気がして嬉しかったです。反対に夫は耳まで真っ赤にしながら「ほんと後悔した、まじで会わせんかったらよかった」とうつむく始末。だいたいお前が悪いんだろ。

　そういえばお金いっぱい用意したなと思い出し、一応奢ろうとしたら謝絶されたので、まぁいいかと思い割り勘に。その日のうちに連絡先を交換して、夫たちが社会人になってからもたびたび4人で会うようになりました。この時に作った夫抜きのグループLINEも、のちにバレンタインの相談とかでちょいちょい動くことになります。

昨日の敵は、今日の友

夫の友達は私の友達

　敵ではなく友達になったLちゃんとZちゃん。最終的にふたりは、私たち夫婦の結婚式で友人代表スピーチをしてくれました。夫婦ともども、本当に頭が上がりません。夫に対して直してほしい些細なことがあれば、二人に会った時に相談すると、夫に注意してくれるので助かります。笑　みんな忙しいけど、いつか4人で泊まりの旅行とか行きたいなーと思います。

　連絡先を知っているのに4人のLINEグループにお誘いの連絡があると、夫に「返事しといて」と言ってしまいます。理由を聞かれるとつい昔からのクセで、あなたの友達でしょ？と私が言うと、夫はすかさずこう言います。「俺の友達は、あなたの友達！」と。

　優しくなったジャイアンか？と思いますが、いい言葉だなと思います。私の友人が家に遊びに来た時なんかは、夫は友人にも優しく接してくれますし、必要であればわざと家を空けてくれることもあります。ありがたい限りです。私も、夫の友達を私の友達のように優しく接せるような人でありたいなと思います。

　

　

　長いのに最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。お時間が許せば、明日もどうぞごひいきに。よろしくお願いいたします。ひまひま～