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ひまじゃが憧れの英国 Part3 英国文学との出会い



 みなさんご機嫌いかがですか? ひまひまじゃがいもです。
前回に引き続き、憧れのイギリスの好きなところを語りたいと思います。今回は、大学の授業で出会ったイギリス文学の中で、特に印象深いものについて書きたいと思います。

 ※このnoteにはいくつかの文学作品の本編に対する記述があります。未読の方にとってはちょっとネタバレになりますので以下を読む際はお気を付けください。※


ジェーン・オースティン

 ひまひま性格診断シリーズでちょっと出てきた「高慢と偏見」。私はこの作品が大好きです。皮肉たっぷりな文面に、登場人物たちの性格の描写の細やかさ。あんなにも読む手が止まらない作品に出会ったことがありません。次に好きなのは「分別と多感」。まだ映画でしか見れていないので、早く原作が読みたいです。オースティンは6作の長編小説と数作の完成・未完成短編小説を残して41歳で亡くなるのですが、もっと彼女の作品を読みたかったと思ってしまいます。

詩と韻文

 短大のカリキュラムにはなかった文学史を、大学で受けて衝撃的でした。特に英語で詩の勉強が新鮮に感じられました。詩の勉強なんて記憶にある分では義務教育以来だったので、「韻とかあるんや〜そりゃあるか」と謎の納得。
 昨年実家に帰った時に講義で使ったレジュメが出てきたので読んでいたら、ウィリアム・ブレイクの The Lamb「子羊」と The Tyger「 虎」という作品が書かれていました。対比して考えようみたいな講義だったような記憶が。どちらも同じ作者とは思えないくらい、「子羊」は明るく純粋無垢な雰囲気で、「虎」は力強い生命を感じる様子でした。

シェイクスピア

 訳本は数作読みましたが、原文をしっかり読んだのは講義で扱った「十二夜」でした。シェイクスピアが多用した韻律の弱強五歩格の例文に十二夜の冒頭が使われていることがあるので、それを見るたびに嬉しくなります。

音楽が恋の糧となるなら 続けてくれ

If music be the food of love, play on
↑弱強五歩格で 読む場合、太字部分を強く読みます

William Shakespeare, "Act 1 Scene 1" Twelfth Night 

 シェイクスピアの作風の中によく登場するテーマに「人間は愚かである」というものがあります。お気に召すままには「人生は舞台のようなものである」というセリフ、十二夜の中にも「愚かな賢者になるよりも、賢い阿呆であれ」というセリフがそれぞれに書かれています。短大よりも賢くなれるような学びをしたいと編入学を選んだ私が、大学で「人間は愚かだ」というテーマの作品に触れる。いかに衝撃的だったのは察していただけると思います。時々仕事中にひまひましている時に、ふとシェイクスピアの作品のことを考える瞬間がいまだにあります。

 次回は何について書こうかな~、と考える瞬間って楽しいですよね。次は、イギリスの食文化かな。紅茶とかについて書こうと思います。
 読んでくださりありがとうございます。お時間が許せば、明日もどうぞごひいきに。よろしくお願いいたします。ひまひま~


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