ラグるをググる、そして考える

「それ、ラグってる?」「あー、ラグった」毎日息子の口から出る、このラグるという言葉がまったくわからなかった。なんなの、それ?聞いたことない。ゲームを全くやらないわたしには、同じ日本語とは思えなかった。そして「ラグる」をググってみた。

「ラグる」とは、主にゲームのプレイ中に「ラグ」と呼ばれる現象が発生することです。

「ラグ?」また新たな疑問が出てくる。「ラグ」とは、一時的に画面の動きが止まってしまう現象で、ゲームのキャラクターなどが多くなった時に、通信障害によって起こる場合があります。

ここまで読んでやっとわかった。そして思ったのは「ついていけない」ということ。わたしが全然ゲームをやらないことや、思いっきり昭和で育ったから、令和となった今とまったく時代背景が違うということで「あー、ついていけない」を感じているんだろう。亡き母もよく「いまの子たちの流行りはわからない」と嘆いていた。

わたしが中高生の時は「超○○」が流行った。「超ムカつく」を女子でも使い始める時代だった。亡き母いわく女の子が「ムカつく」「タメ」という言葉を使うなんてと、よく驚いていた。そのうち、わたしと同年代の子たちが使っているのを見たのだろう。母も「チョー、ムカつくー!」と真似をし始めた時は、思わず吹き出したのを覚えている。

よほど若くして親にならない限り、子供とのジェネレーションギャップはある。その時に「ついていけない」と嘆くんじゃなく、「ああ、そういう言葉が、そういうものが流行っているんだ」くらいの気持ちでいるくらいが、親としての悩みが少なくなるんだろうなと感じている。

子どもがいると最近の流行りが、なんとなくわかってくるのは悪いことばかりでもない。「Yoasobiの「夜に駆ける」って、いい曲だね」と息子に言ったら、「えー?!ママみたいなオバサンが気に入るとは・・」と驚かれて、ちょっとムカついたのは素直に認めよう。





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