松本清張の小説の舞台25

今日は、双葉文庫、松本清張初文庫化作品集①「失踪」の4編である。

「草」の主人公は、肝臓を悪くした入院患者である。舞台は、都内の或る町の病院・新宿区柏木・京都・栃木県・大阪・大月・茨城県の海岸である。

表題作「失踪」の主人公は、元デパート店員の女性である。舞台は、中野区氷川町(現・東中野)・豊島区千川町・中央線東中野駅・銀座・目黒区上目黒・杉並区馬橋(まばし)・新宿・足立区千住・渋谷・新橋・銀座三越前・日本橋高島屋の近く・目白警察署・世田谷区若林町・杉並区東田町(現・成田東)・渋谷区宇田川町・南平台町(なんぺいだいちょう)・台東区三崎町(さんさきちょう)・長野県茅野町・下部温泉・文京区表町(現・小石川)・大宮市高鼻町・七福巡査派出所(?)・板橋区板橋・武蔵小金井・井之頭線・吉祥寺・荻窪駅・祐天寺・湯河原・ハチ公銅像前・大森・都立広尾病院・代官山駅・杉並区大宮である。

「二冊の同じ本」の主人公は、本好きの貿易会社社員である。面白い着想の作品である。舞台は、シンガポール・東北地方の鉄鉱山・東京の西郊外・四国・静岡県S市・H市・岐阜県某市である。養子縁組。小豆相場。

「詩と電話」の主人公は、田舎の新聞通信局長である。舞台は、H市(人吉市?)・K川(球磨川?)・X町(不明)・S温泉(湯前温泉?)である。


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