「左ききのエレン」キャラ名の由来・一覧

原作版を読んでくださった方が増えた御礼に、何か「オマケ」的な事を書きたいと思いまして、各キャラクターの名前の由来を載せます!ネタバレも含みますのでご容赦ください。

一回読んだだけで、名前と顔一致しないわって人は、この記事読んでもらえると分かりやすいです。

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>朝倉光一

苗字の朝倉はドラマ「ナースのお仕事」と「ケイゾク」が元です。どっちのドラマでも「あさくらーーー!!」って叫ばれてたので、印象に残ってました。何となく、この主人公は誰かに苗字を叫ばれる事が多そうだなと思って、叫びやすい苗字にしました。ただ、実際苗字で呼んでるのって流川くらいか。あと「朝の光」というイメージもありました。名前の光一は、ぼくが尊敬する著名なデザイナー「田中一光」から。苗字も名前も「太陽の光」というイメージに合うものの中から選びました。エレンは月なので、光一は太陽が似合う感じで。

あと、そもそも「光」にこだわった理由は「ライト(右)」ってのもありました。左と、右。

>山岸エレン

エレンは絵恋という当て字からです。進撃の巨人は関係ありません!(笑)恥ずかしいのですが、ぼく中学くらいまでルーズリーフ(懐かし)に漫画を描いて学校で友達に見せたりしてたんですが、その頃から「○レン」って名前を主人公にしてて。元はなんだったか覚えてないけど「カレン」とか「アレン」とか、そういう響きが好きで。だからアートを主題にするなら「エレン」だなってずっと頭の中にありました。

苗字は、ちょっと遠いですが、エレンのキャラクター造形のイメージにデザイナーの「石岡瑛子」がありまして。日本でグラフィックデザイナーをした後にニューヨークで衣装デザイナーとして大成功する方です。石岡、石の岡。山の岸、山岸…。全然遠いんですけど、こんな連想ゲームで付けました。読切では「山形エレン」なんですけど、連載始める時にやっぱり石岡瑛子さんだよなぁって思い直して。あと細かいですが「岸」の字に「エ」が入ってるんですよね。「左」にも「エ」が入ってます。そういう図形的な所も考えました。

>加藤さゆり

さゆりは、劇中では「吉永小百合」と書いてありますが、実は後付けで、実際は「左右(さゆう)」から来てます。エレンが左、光一が右だとすると、さゆりはどっちもって感じで。右と左を繋ぐ存在になると思って。苗字は、なるべく普通の苗字にしようと思って。だから、鈴木でも山田でも良かったんですが、何となく加藤って顔してたので。

>さゆり・ウィンスロップ

結婚後、さゆりの苗字は「ウィンスロップ」になりますが、これは「ウィン(勝利)」がつく苗字をググって選びました。響きも気に入ってます。当時シン・ゴジラにハマってたので「パタースン」にしようかって一瞬思ったんですが、さすがにさすがだなと思って。英語の苗字って格好良いですよね。

>神谷雄介

一番主人公っぽい名前にしたいと思いました。読者が「こっちが主人公だろ」って思うくらい格好良いキャラにしたくて。苗字に神がつく人、やばくないですか?憧れる。「神谷」も「雄介」も主人公っぽくないですか?るろ剣と幽白の世代なのもあるかも知れません。

>流川俊

苗字はスラダンです。スラダンなんですけど、別にスラダンの流川とイメージが近いとかそういう事は全然無くて。営業のキャラなので、苗字によってそれぞれ自己紹介の仕方があるんだろうなって想像して。踊る大捜査線で「都知事と同じ名前の」って言うじゃないですか。そのシーンを妄想した時に、彼が「あ…はい、スラムダンクの…ええ。」とか恥ずかしがって言ってたら良いなって考えて。俊は、具体的な元ネタは無いんですが、ぼくの友達の俊がつく人達が優秀なやつが多かったので、イメージで。

>三橋由利奈

正直、第一話を描いた時点で主要キャラにするつもりが無かったので、あだ名の「みっちゃん」しか決めてませんでした。会社で「○っちゃん」って呼ばれてる女の子って強いじゃないですか。なんか、先輩にも気に入られてて仕事できそうで。下の名前を「み」にするのが普通かと思ったんですけど、なんか「結婚したらみっちゃんじゃ無くなるよな」ってくだりが頭の中に浮かんで、それなんか良いなって。きっと旦那さんの苗字も「み」がつくんでしょうけど。「またみっちゃんかよ!」って言われてそう。(結婚する設定は今の所無いですが、一回はしそうだよな。)

>岸あかり

「岸」は「山岸」と対になる形で、「あかり」は「光」にまつわるものから探しました。キャラクター造形の元が「森星」があったので。外見は「水原希子」とかその辺ですけど。親がファッションデザイナーって設定も、兄弟が多い設定も、その辺のイメージからで。苗字が一文字って、めっちゃ格好良いですよね。まだ登場してない設定でネタバレに近いですけど「あかり」は戸籍上の表記では無く、芸能活動のためひらがなにしています。

>岸アラタ、あやの、あずさ

原作版では出番が全然無い「あやの様」ですが、この兄弟達は見たまんま「あ」から始まる名前で探しました。このもさっきと同じく、全員戸籍上の表記は別にあります。全員、漢字一文字です。

>岸アンナ

アンナは、あかりより後に作ったキャラクターです。登場する予定も未定で。出てきたらいいなって思ってたくらいで。アンナは名前の字面というより、ブランド名になった時にカッコいいのが良くて。「アンナ・キシ」の響きは気に入ってます。

>佐久間威風

「佐久間」は、ぼくがいつも色々相談してる後輩の苗字で「ラスボスはお前をモデルにするわ」って、ずっと言ってたので。「威風」は「IF」から来てます。朝倉光一の、もしかしたらなっていたかも知れない姿。もしもの存在。「もしかして、あの人になれたかも知れない。そういう人生があったかも知れない。」その、もしもは、人生で最後まで戦わなくてはいけない呪いだと思って、ラスボスは「もしも」だなって。

ちょっと長くなったので、思いつく順にここまでにします。リクエストがあれば答えますので!

(リクエスト追記)

>柳一

「柳」は字面が「卿」に似てるので。元のイメージはスターウォーズの「暗黒卿」です。物語の役割的にも。下の名前は結構悩んだ記憶があります。やっぱり、僅かでも「光一」との関連性を出したいと思って「一」にしました。名前に関する裏設定があるんですが、第二部で使うかも知れないのでまたの機会に。

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