「SNSポリス」アニメ化の、本音。


ぼくの処女作「SNSポリスのSNS入門」の、アニメ化が決定しました!

「なぜこのタイミングでアニメ化するの?」とか、今思っている事を書きます。

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あまり知られていませんがSNSで漫画や文章がバズると、信じられないくらい色々なオファーが舞い込みます。ぼくが描いた漫画で映像化の話が来てないのは「裸の王様VSアパレル店員」くらいです。きっと主人公が全裸だからだと思います。1話限りの読切ですら。ドラマ化の話が来た。とにかく、それくらい殺到します。

でも、当然ピンからキリまでって感じで、何でも良いなら映像化できるけど意味あるのかな?という話も多い。逆に企画が壮大すぎて、まとまらない事もある。そうこうしている間に、SNSポリスは映像化の機会を逃したと思っていました。

監督からメールを頂いたのは、今年の2月でした。その時点で「SNSポリスのSNS入門」発売から半年以上。正直、我ながら「今更か…」と思いました。しかも、ちょうど「左ききのエレン」という大事な作品に注力していたし、読切「アントレース」の準備をしていた頃です。今からギャグ路線の過去作品をアニメ化する事に、ふわっとした抵抗感がありました。

実際、SNSポリス関連のオファーはずっとありました。そういうのを、勝手ながら断り続けていました。広告案件を断るようになった理由( https://note.mu/nora_ito/n/n2399f5e3f240 )と同じ様なものです。

でも、監督のメールをちゃんと読んで、気が変わりました。まだ企画段階で何も決まっていないし、ぼくもOK出していないのに、デモムービーが添付されていたんです。笑いました。早いよって。すごいと思いました。

デモムービーなので、当然簡易的なものですが、それでも面白かったです。動画になると、こんなにテンポ感で遊べるのかとワクワクしました。とにかく、ぼくはまるで他人の作品の様にデモムービーを楽しめたんです。

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ちょっと込み入った話をします。SNSで話題になった系の作者は大勢いるし、これからも増えて行くと思いますが、性質として「そのアカウント(作者)にファンがつきやすい」という事があります。ちょっと驕った様に聞こえてしまうかも知れませんが、誤解を恐れずに言うなら「SNSポリスのファン」と同じくらい「かっぴーのファン」が存在します。これは、とても嬉しい事です。

ただ、一方でジャンプとか商業雑誌で連載している漫画家さん達で、漫画家のファンというのは少ないと聞きます。(そもそもファンの母数が違うので、割合が少ないという意味です。)つまり「かっぴー」とかでは無く「SNSポリスを描いた人」と思われるくらいが、本来の普通の漫画家だと思います。

特に、ぼくは今後原作をたくさんやって行きたいと思っているので「かっぴーのファン」では無く「左ききのエレンのファン」が増えて欲しいし「アントレースのファン」が増えて欲しいと思っています。「かっぴーのファン」は要らないという意味では、もちろんありません。ぼくは、すでに恵まれ過ぎています。いま、応援してくれている皆さんだけで良くて、これ以上むやみに増やさなくて良いと思っています。

そうこう考えている内に、SNSポリスを今アニメにする意義がある気がしてきました。先にお話した考え方でやるのであれば、ぼくがエレンを描いていても、SNSポリスを描いていても、あんまり互いに邪魔にはならないんじゃないかと。しかも、監督がめっちゃやる気。先走ってるから。もう、ぼくは原作者としてお任せしようと思いました。きっと、ぼくが想像している以上のものを、ご自身の作品として作ってくれると思いました。

「左ききのエレン」はnifuniさんの物でもあるし、「アントレース」は春さんの物でもあります。なので、これからは結構そういう感じで、自由に色々なものを作れたら楽しいだろうなと思っています。

というわけで、渾身の、遅ればせながらの、「SNSポリス」アニメ化。

どうぞご期待ください。






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かっぴー

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