集中力の質と、仕事量の話

漫画「左ききのエレン」でもしつこく描いている様に、仕事や制作をする上で集中力の質を知ることが何よりも大事だと思っています。

才能とは「集中力」であり「見る目」である( https://cakes.mu/posts/15482 )

ぼくはマルチタスクが苦手で、いかに一つ一つ向き合っていくか考えています。同時に色々な事をやるので、マルチタスクだと思われているかも知れないけど、完全無欠のシングルタスクタイプです。

それも、結構日常生活に支障が出るレベルで、ネームを考えてる時期はまともに電車が乗れない。乗り過ごして戻って、また乗り過ごして戻って…ネーム以外に意識が向かなくなる。なので、何か集中してやる時は予定を絶対に入れない。同じ理由で、電話も苦手。基本的には、着信があったら一度切って、作業が終わってからかけ直す。

で、この辺は似た性格の人じゃ無いと共感を得られないかも知れませんが、それだけ1つの事にのめり込むくせに、すぐ別の事をやりたくなるんです。浮気性だけど、全員を心から愛してる、的な感じ。だから、エレンも、アントレースも、アイとアイザワも、それやってる日はそれが一番大事。毎日、一番大事なものが変わる。

そして、厄介な事ですが、その切り替えに丸一日必要な事が分かりました。エレンのネームを書いた翌日に、いきなりアントレースのネームは難しい。24時くらい、集中するのに時間が必要。サラリーマンと時はもちろん5日働いて2日休んで、でしたが、今は…

1日仕事して、1日休む。

というペースが、自分に合っている気がしています。なので、1週間が7日なので計算がややこしいですが、週休3日〜4日という感じです。

これは他にも色々な要素が絡んでる数字なので、少し説明すると、ぼくはネームを24時間以内に描き終わらないとダメなタイプで、70ページのネームでも1日で終わらせます。もちろん第一稿で決まらないので、また第二稿を別日に描きますが、とにかく24時間以内で通しで終わらせないと上手くいかない。

トークショーなどで「かっぴーさん自身の集中力の質はどんなですか?」と質問される事があるのですが、実はちゃんと把握出来ていませんでした。また変化するかも知れませんが、今の所は

集中に入る速さ…24時間(かなり遅い)

集中が持続する長さ…24時間(まぁまぁ長い)

集中の深さ…それ以外受け付けない(かなり深い)

という、かなり大ぶりの質だと感じています。ばくっとした感じ。

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