見出し画像

左ききのエレン最終回に向けて

明日、9月21日に「左ききのエレン」が完結します。

9月21日は、以前からぼくにとって忘れられない日付で、初めてnoteに漫画を公開したのが2年前の9月21日でした。もうすぐ、初めて漫画を描き始めて2年が経ちます。

2年前は、まさか会社を辞めて漫画家になるとは夢にも思っていませんでした。エレンの連載が決まり、週一連載は会社員をしながらでは難しいなと思い、会社に残って連載を月一とか短期とか片手間にする方向か、会社を辞めて独立する方向か、初めて考えました。

エレンは当初50話で完結する予定で、およそ1年間の連載のつもりだったので、正直「その1年のために会社員を辞めるのはバカじゃないか」と思いました。連載が終わる1年後は何をするんだと。後悔するんじゃないかと思いました。

結局、「大丈夫、何とかなる」と思って脱サラをしたんですが、その時の「大丈夫」は守りの意味での大丈夫でした。6年間広告業界で仕事をして紛いなりにも得たものはある、1年のブランクもきちんと説明ができる、再就職しようと思えば何とか出来るだろう、そう思いました。

でも、左ききのエレンの連載を続けていく間に、もう再就職する気なんてすっかり無くなってしまいました。少しでも長く、漫画を描き続けたいと思いました。描けば描くほど、新たに描きたい事が出てくるので終われない。

-

明日、9月21日に「左ききのエレン」は完結しますが、同時に発表があります。ここ半年、言いたくて言いたくて仕方がなかった事を、やっと発表できます。ぼくは言いたがりなので、我慢するのが大変でした。その告知は、最終回の最後で発表します。

漫画を描き始めて、ちょうど2年が経つ日に、読者の皆さんに嬉しいご報告ができる事が、本当に嬉しいです。

何の当ても無く脱サラしましたが、今でも「大丈夫、何とかなる」と思っています。今度は、攻めの意味で。読んでくれる皆さんが居る限り、何とかなると思っています。本当にありがとうございます。

感謝の気持ちと共に、明日の最終回をどうぞ宜しくお願いします。

サポートも嬉しいですが、よかったら単行本を買ってください!