「いいね!」が嫌味に感じた夜もあった。という話。

このnoteは、下記noteの続き的な内容です。未読の方は一読して頂けると!

ここでも書いた、この辺の話を改めて書いてみます。

ぼく個人は「いくらバズっても紙の本の売上にはそほど影響しない」というのが、今のところの結論です。極論を言うと「バズる程にコンテンツが陳腐化する恐れすらある」とすら思っています。

ここで言う「バズる」を定義するなら、「リツイートなどのシェア」を指してます。最近「ふぁぼ」でもタイムラインに表示されるケースがあるので実質的にはシェアになりますが「シェアの意思」は無いので除外します。と言うか、多分ツイッターを活動に使ってない人にとってはピンと来ない話だと思いますが「ふぁぼだけして、リツイートされない」という時は、ちょびっとガッカリします。「ふぁぼはキスで、リツイートはセックス」ってタイトルでnote書こうと思って、娘が生まれたばかりの三十路が書く内容じゃ無いと思って止めました。バカみたい!…今ので大体分かったかと思いますが、ふぁぼは気持ちだけで、リツイートはアクションなんですよね。シェアするという具体がある。だからされると嬉しい。

ちょびっとガッカリすると書きましたが、本当の事を書くとツイッターを主戦場に活動してた時はイライラしました。これはシェアを期待しているから裏切られた気持ちがしたんですよね。裏切られた、は大げさかな。少なくとも「手のひらを返された」くらいには思いました。リアクションをしてくれるフォロワーの人達は通知に出るので、なんとなく知った顔が中心になってくるものですが「この人、この前はふぁぼとリツイートしてくれたのに…どうして今回はふぁぼだけなんだ?」とか、マジで思ってました。

繰り返しになりますが、これはツイッターを活動に使ってない人には分からない感覚と思います。ちょっと考えすぎ・キモと思われる可能性すらありますが、これ置き換えてみて下さい。会社で、上司とか後輩とかのリアクションの変化って気になりませんか?あれ、なんか今日はやけに素っ気ないなと思ったら、ちょっと気になっちゃうのと同じで。だって、ツイッターが職場だったんだから、その時は。

このモヤモヤは、仕事が調子いい時は気にならなくなります。さっきの会社の置き換えでも、上司や後輩が多少素っ気なくともMVPとってたらバカみたいに気にならなくなりますよね。評価されてる前提があるから。ぼくの場合は、すごい具体的に覚えてて「原作版のニューヨーク編が始まってから、商業誌の編集から声がかかるまで」の期間が、めちゃピリピリしてました。さっきの期待と現実の差がありすぎて。もっと大きなリアクションあってもいいだろうって毎日思ってた。ほんと、ツイッターの通知欄をデンプシーロール(再読み込みし続ける事)してました。SNSポリスのネタです。

あと、ジャンププラスで連載が始まった事も大きくて、詳しく書くとダメっぽいので濁しますが、ただ連載してるだけで世間一般で言う「バズった」を大きく上回るPVがあるんですよね。あの数字を素人が叩き出したら人生変わるだろうなって数字が、毎週ある。これが商業誌の漫画アプリかって感じ。だから、正直ぼくがツイッターで宣伝してもしなくてもあんまり数字に変化が無い。というか、前に検証のために告知を控えた時期あったんですが、マジで数字に変化無かったです。と言うか、ほんの少しだけ数字良くなってました。ばかやろー!!!ツイッター!!!ツイッターの人達!!!読んで!

いや、冷静に分析?すると、ツイッターのフォロワーの人は読んでくれてるんですよ。さすがに。でも、ぼくの投稿を見て読んでる訳じゃなくて。普通にアプリ開いて読んでるんですよね。

あ、それでこっからが本題なんですけど、ここまでが「シェアへの期待と、現実のギャップでイラつく」みたいな話だとしたら、そのあとに冒頭で触れた様な「シェアされる程、コンテンツが軽く見られるんじゃないの」問題があって、今日書きたいのは後者がメイン。

この流れで書くと「シェアされるコンテンツへの嫉妬かよ」って思われそうなんですが、まぁ正直それもありますよ。シェアされまくってるコンテンツって羨ましいと思う、今でも少し思う。だからSNSポリスとかおしゃ子とか描いてた時の自分を見たら、ちょっとムカつくかも知れない。でもムカつかなくていいって今わかるのは、その段階って別に稼げて無いので。経験者は語る。だから、それで言ったらぼくらは「どこのコンビニでも必ず置いてあるワンピースの新刊」を見てイラつくべきというか、何かやる気を奮い立たせるべきであって、目につきやすいツイッターのシェア数で一喜一憂すべきでは無いと言うか。

そんで、主戦場がツイッターからジャンプラになってから、しばらくして別の「モヤモヤ」が発生して。「シェアしてよ!」が「単行本買ってよ!」に変わったからこそのモヤモヤ。これを、かの有名な漫☆画太郎先生がこんな風に代弁してくれました。これは、マジで9割くらいのジャンプラ作家の心の声なんじゃないかと思います。知らないけど。

詳しくはリンク先の漫画を読んで、そして星の王子様を全巻買って欲しいんですけど

平たく言うと「いいね!(いいジャン!)押してるのに、本を買わないって、逆にムカつく」という。これって、さっきの「リツイートとふぁぼ」話とすごい似てて。なんだか、こうなってくるとインターネット上にある「いいね!」系統の意思表示って逆効果なんじゃないかと思う。noteのハートはちょっと嬉しいけどね、何だろうか。少なくともムカつかない。ムカつかないとか言っちゃったけど、本当にね、ツイッターで活動してる人にとっては「ふぁぼだけ毎回してくるくらいなら、ノーリアクションでいいです」って思うくらい、結構ピリピリしてる人いる可能性すらある。なんでキスだけなの?遊ばれてるの??

で、最近分かった事というか、ちょっと面白い事がありまして。「左ききのエレン」の重版がかかりはじめた後くらいから、ツイッターのリツイートが明らかに下がったんですよね。ツイッターで起きている事だけで見たら、これは嬉しく無いニュースなんですけど、ただ実際問題売れてるので調子はいい。これは、マジで「シェアさやすいコンテンツと、実際に売れるコンテンツにはギャップがある」という事なのかなって。

ただ、これ系の話ぼくもきになるので色々記事とかnote読んでるんですが、逆の「バズったら売れたよ」ってケースもたくさんあって。でも、それってもう単純に「認知フェーズ」という事なんじゃ無いかと。まず知ってもらうって段階には、ツイッター以上に適したツールは無いかも知れない。でも、それって一回だけなんですよね。認知した後に、まだツイッターで無料で読めるんだったら、もう「購入対象」から外れてしまうというか。実際は、分かりません。分かりませんが、仮説としてあり得ると思ってます。

「バズは一回まで」というのはあるかも知れない。これ、最初のセックスの話で言うと「付き合う前に抱かれていいのは一回まで」という話であって、二回、三回と、何の対価も約束も無いまましてしまうと、それもうセフレじゃないかという、あれ、本当に、娘が生まれたばかりなのでごめんなさい。これ以上は。はい。

ちょっと、なんか謎に下ネタ挟まないと伝えるの難しくなってきたので、ちょっとここまでにしますけど、とにかく「安い女だと思われるな」みたいな話だったかと思います。違います。娘のオムツ替えてきます。

↑これはリツイートしても、ふぁぼしても大丈夫です(^^)

サポートも嬉しいですが、よかったら単行本を買ってください!