「子どもが出来たら、子どもが主役になる」という言葉の圧。

「子どもが出来たら、自分の人生の主役が子どもになる。」

みたいなフレーズ、よく聞きます。このフレーズ自体には希望も含まれてるし哀愁も含まれてるし、色々な捉え方ができると思うんですが、正直に言うと、ぼくはこの決まり文句に長年ビビってました。「子どもが生まれたら自由が無くなるのかー」って。

それで実際は、まさしくこの言葉通りだと思うんですが、思っていたよりビビるもんでも無いと思って。この言葉が持つ圧力が、今は和らいでます。

そりゃ小さな子どもがいたらレストランにも気軽には行けないし(ファミリーレストランという言葉の持つ意味を、最近やっと正しく理解した。)旅行に行く事も減るだろうし、仕事だけしてりゃ良い訳でも無くなる。今まで何も考えずにやっていた事が、結構出来なくなります。

この話題って「でも、子どもの笑顔を見たら一瞬でハッピー」って話で片付ける事が多いと思うんですが、それは正しいんだけど、ちょっと色々と目をつむってる気もして。「じゃあ、今ツライの?」って聞かれたら、全然ツラくは無いんですよ。でも「笑顔を見たらハッピー」って納得の仕方でも無いんです。「我慢してる」わけじゃない。

自分がどう納得しているか、冷静に考えてみると「主人公から降板したんじゃなくて、職業が変わった。」って感じだなって。

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