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2021年版VTuberネットプリント年賀状一覧表を作成して

皆様、はじめまして。
今回、2021年版VTuberネットプリント年賀状の一覧表を作成させて頂きました、紺野のら次郎と申します。
この度は、たくさんの皆様に私の拙いリストをご利用して頂けましたこと、大変感謝しております。
私としても非常に貴重な経験をさせて頂きましたので、年賀状のシーズンも落ち着いてきたこのタイミングで、今回経験させて頂いた作業に関する感想、雑記等を執筆していこうと思います。
ご興味のある方のみ、読み進めて頂ければ幸いです。

さて、今回なぜ私がこのような作業をしようかと思い立った経緯ですが、元々は自分がVTuberの皆様の年賀状をなるべく漏れなくチェックしてプリントアウトするために、何となく思い付きで取り掛かり始めたものでした。
最初は50枚ほど見つかればいいかな、と思っていたものが、あれよあれよといううちに軽く100枚を超えてしまったので、公開して共有する必要性を感じるようになった…ということですね。

VTuberさんの年賀状を収集する作業自体は、2年前の2019年のお正月から始めておりました。
VTuberブームが訪れたのが2017年の年末のちょっと前くらいと記憶していますから、2018年のお正月にはまだネットプリント年賀状の文化が出来上がるほどVTuber界隈が形成されていなかったと考えると、実質2019年のお正月からがネップリ年賀状文化のスタートと言えるのではないでしょうか。

若干の収集癖のある私にとって、趣味であるVTuberというジャンルで、安価で簡単にコレクションできるネットプリント年賀状は、格好の的でした。
2019年のお正月は59枚、2020年は20枚、そして今年2021年は、記事を執筆している1月9日の段階で166枚のVTuber年賀状をプリントアウトしました。

うろ覚えなのですが、2019年は確か私以外の誰かが同じようなリストを作成していて、それを活用させて頂いた記憶があります。
2020年の印刷枚数が極端に少ないのは、リストを作成している方がいなかった(もしくは見つけられなかった)ことに加えて、私自身の仕事が忙しかったためだと思います。
今年166枚と劇的に増えたのは言わずもがな、私自身が作成者になったためですね。
私単独で370枚以上の年賀状を発掘することに成功しました。
正直こんなに数があるものとは思っていなかったため、作業量は想定以上のものになりましたが、私と同じくVTuberの年賀状を探し求めている方や、VTuberとしてファンの方々に年賀状を届けたかった方の架け橋になれたのはもちろんのこと、VTuber文化の貴重な記録の一端を残すことに繋がったのではないかと自負しております。

VTuberの皆様のネットプリント年賀状を探しているうちに、やはり私が作成しているこのリストには一定の需要があるのだな、と感じられる場面は多々ありました。
以下は私が作業中に遭遇した、VTuberの年賀状を求める方々の声です。

これらの方々には、私のほうからお声掛けをして、作成していたリストを共有させて頂きました。
多くの方に喜んで頂けて、こちらも作成した甲斐がありました。
ありがとうございました。

また、それ以外の共有方法として、ネットプリント年賀状を公開されているVTuberの皆様の中から一部を抽出し、DMにて個別にご連絡、ご本人様のツイートにて私が作成しているリストの拡散にもご協力頂きました。
無名である私個人のアカウントからの発信力はたかが知れていたため、直接拡散して頂くことによって、より多くの方々の目に触れさせる機会を得ることができました。
こちらも、この場をもって多大なる感謝をさせて頂きます。
本当にありがとうございました。

一覧表の作成にはなかなかの労力を伴いました。

セブンイレブンのネットプリントサービスの印刷期限は登録日の7日後の23時59分。
つまり、1月1日までに登録された年賀状の印刷期限は最長でも1月8日の23時59分までです。
この情報を基準に考えると、私が作業を開始した1月1日時点で、既に180人以上のVTuberが230枚以上の年賀状をセブンイレブンのネットプリントに登録していたことが今ならわかります(ただし、ユーザー登録が不要なスマホアプリ「かんたんnetprint」から登録された場合は印刷期限が登録日の翌日の23時59分と短く、今回は通常の「netprint」サービスとの区別が難しかったため数字に考慮しておりません。また、VTuber本人のツイートに印刷期限が明記されていなかったものも数字に含んでおりません)。

1月1日までに私が発掘できたのはわずかに89人。枚数で言うと108枚。算出した数字の半分にも達していません。
そこからは1月2日以降に新規に登録される年賀状を追いつつ、1月1日以前に登録されていた未発掘の年賀状をTwitter上で検索して1枚ずつ探し出す、という地道な作業の連続でした。

用意したいくつかの検索ワードを組み合わせて、検索によって炙り出されたツイートを1件ずつ確認していきます。
検索に利用した単語は「VTuber」「ネットプリント」「ネップリ」「プリント」「セブンイレブン」「セブン」「年賀状」「印刷」「予約番号」等…。
特に「VTuber」という単語を含めないと、イラストレーターさんや一般の方の年賀状が検索結果に引っ掛かってしまい、効率的に探し出すことができませんでした。

また、困ったことに、単純に単語を羅列したこの検索の仕方だと、Twitterのアカウント名に宣伝目的等で「VTuber」「ネットプリント」「ネップリ」「年賀状」などの単語を含めているVTuberさんの無関係なツイートやリプライが同時に検索結果に上がってしまい、やはり効率が落ちてしまいました。

これに関しては、Twitterに除外検索のやり方があることを把握していたので、検索ワードの末尾に「-filter:replies」と追記することで難を逃れましたが、こういう細かい「困った」がほかにもいくつかありました。

例えば、ネットプリントの予約番号を、年賀状イラストとともに画像で告知しているVTuberさんの場合、予約番号をそのままコピー&ペーストできないので、私のほうで手打ちで一覧表に入力。その後に打ち間違いがないか入念に確認する、というひと手間が加わってしまいました。これが地味に大変な作業なのです。

あとは、予約番号を通知してあるツイートへのリプライで「さきほどの予約番号は誤りでした。正しい予約番号は…」と追記されているパターンや「再登録したので予約番号が変わりました」などのパターン。
なるべく正しい情報を載せなければいけないという責務があるので、メインのツイートを見つけてすぐに安心するのではなく、リプライや引用リツイートを細かくチェックするまで気が抜けませんでした。

そしてこれは私本人の怠慢なのですが、Googleのスプレッドシートを利用するのが今回初めてだったため、Excelと似通っている部分が多いとはいえ、慣れない部分も多々あり、誤ったデータの算出の仕方をしてしまって皆さんを戸惑わせてしまうシーンもありました。

以下のツイートご覧ください。

私はこのツイートで細かく数字を出していますが、この数字はGoogleスプレッドシートのデータ検索機能を参照しています。
ただ、私はこれに関して大きく勘違いをしており、ずっと年賀状の総枚数だと思っていたこれらの数字は、一覧表に記載されたTwitterのアカウントの数だったのです。
参照するデータを間違えていたのですね。
つまり、本来はこの数値に対する正しい単位は「枚」ではなく「人」です。
もしくは「枚」で貫き通すなら、正しい年賀状の枚数を記載するべきだったのです。
Twitterのアカウントの数と年賀状の枚数は一致しません。
ご存知の通り、1人のVTuberさんが複数枚の年賀状を登録しているパターンがあるためです。
それに倣って正しい数値を算出すると、「1月7日から1月9日までの3日間に印刷期限を迎える年賀状は213枚」「1月7日は74枚」「1月8日は95枚」「1月9日は44枚」となります。
正しい数値を導き出すことができず、一覧表をご利用されていた皆様に多大なご迷惑をお掛けしてしまったことをこの場をもって謝罪致します。
本当に申し訳ございませんでした。

ここからは、今年の反省と失敗を活かした上での来年のお話をさせてください。

気が早いかも知れませんが、来年2022年のVTuberさんのネットプリント年賀状も私のほうで取りまとめることができたら…と考えております。
絶対にとお約束することはできませんが、何とか時間を見つけて取り組めたら、と現段階では思っています。

今年は思い付きで始めた作業だったため、取り掛かるのが年明けからと遅く、追い掛けるのが非常に大変でした。
明確に期限が定められているコンテンツのため、取りまとめが遅いと、一気にデータの価値が失われてしまいます。
ですので、来年に関しては2021年年末からのスタートを検討しています。

具体的には、今回一覧表にまとめさせて頂いたVTuberの皆様に、年末が近づいたら早めにコンタクトを取らせて頂ければ、と画策しています。
事前に年賀状を出すかどうかをヒアリングすることができれば、一から探し出す手間の削減を行うことができますし、追加漏れを防ぐこともできます。
出す用意がある、ということであれば、年賀状をセブンイレブンのネットプリントサービスに登録して予約番号等を載せたツイートを世に出した段階で私のDMまでそのツイートを共有するところまでご協力頂ければ、即座に一覧表に反映させることもできます。
スピーディーな取りまとめができるということですね。
逆に、出すつもりがない、と明確に仰って頂ければ、このVTuberさんは追わなくていい、と私の中で指標が立てられます。
どちらに転んでも作業量の削減に繋がります。

手が空けば、そのぶんの時間で、今回は見送ってしまったセブンイレブン以外のコンビニ(ローソンやファミリーマート)のネットプリントサービスに登録しているVTuberさんの年賀状の一覧表も作成することができるかも知れません。検索していたら一定数はあったのを確認しておりますので。

それと、今回は一覧表に記載できなかった項目として、印刷報告用ハッシュタグがありました。
ただ印刷して終わりにするのではなく、ハッシュタグを利用して頂き、VTuberの皆様に「印刷したよ」報告を行って頂けるファンの方が少しでも増えてくださればいいな、というのが私の切なる願いです。
今回は私も作業で忙しく、加えて目に付いた年賀状を大量に印刷してしまったため、VTuberさん1人1人にご報告を行うことが叶いませんでした。
印刷報告するまでがコンテンツ、という認識を広げていけたらいいですね。

ネットプリント年賀状は、特に「個人VTuber」が輝ける場のひとつです。
イラスト1枚さえ用意できれば誰でも簡単に登録することができて、また安価なためファンも手が伸びやすいです。
コレクション要素があり、デジタルなデータと違って「物」としてずっと手元に残り続け、思い出として振り返りやすいという側面もあります。

このVTuberの一大文化を今後も継続させていくための力となれるよう、私のできる範囲でですが、これからも尽力していこうと思っています。

以上となります。
最後まで目を通して頂きまして、ありがとうございました。

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