もう僕はここまででいいかもしれない

これ以上彼女の歩みについていける気がしなかった

彼女は、花譜は、未来を変えた

僕にとって花譜は精神的支柱となっている
だから当日は、なけなしのお金からパンフレットだけを買って家に帰りパソコンの前にかじりついた

こんなnoteを書いてみたり

公式ファンアートのモーメント作ったり
ハッシュタグつけてたくさんツイートしたりと

とにかくうきうきして浮かれていた

奏習編の再放送もしっかりみた
心臓と絡繰の朝日に感動したし、魔女で魂はあるかと叫んだし、休詩でいかないでと思ったし、活花でおかえり！て言った
とにかく楽しんだ

応援メッセージももちろん見た
最初にまりなす（仮）だったのは意外だった
MonsterZ MATE　に度肝を抜かれた
KMNZのリタの話には見てるよ！って思った
東雲めぐちゃんがでてきてここはcount０だったかと錯覚した
ファンアートを事前に投稿していた名取さなちゃんのオタク語りに笑った
でろーんの曲が流れだしたときはほんとに驚いた
笹木咲　　笹　いや誰やねん
PPHPちゃんにも驚いた　面白いね彼女
YuNiちゃんがユニオンウェーブのお返しとばかりに応援してくれてうれしかった　頑張れ頼んだupd8
そして我らがAZKi　もはやただのラブレターだった
猫宮ひなたちゃん　うん彼女もほぼ告白だった
最後の締めはミライアカリさんだった

今思い返しても凄い面子だ

そして待機画面に変わる
さらにライブ会場の風景へ変わる

円、振り子、宇宙
そして花譜

彼女は詩を朗読する

とても心地がいい

それでいて始まりを予感させた

何より彼女はこの詩によって確かにそこに存在した

現れた

いや、降臨したのだ

正直この後のことは断片的な記憶になる

盛り上がりましょうと始まった糸
イントロでもうひきつけられた

続けて忘れてしまえ

雛鳥は胸がきゅっとなって息ができなくなった
心臓と絡繰まで涙が目にたまってい った

そしてここで早速新曲
ここの花譜さんのMCかわいらしかった

「エリカ」今までのどの曲とも違った
力強くも柔らかい歌
早くもう一度聴きたい

続く「未確認少女進行形」
別ベクトルで今までと違った
ハローハローというフレーズ
ふにゃふにゃ踊る花譜さん

私の好きな歌を歌うよ
と始まる歌ってみたパート

リーガルリリー　うつくしいひと
崎山蒼志　五月雨

そして花譜さんが中学二年生の時に聞いて興奮して眠れなくなったという

大森靖子　死神

圧巻だった　花譜が花譜たる所以はこの感情の入り方なのかもしれない

そして再び新曲

「祭壇」

Vtuberという文化があったからこそ生まれた彼女が
同じ時代に生きる人へ捧げた

そして魔女へ突入する

やはり魔女は最高だ

そしてCFリターンの「quiz」
不思議な感じ

夜が降り止む前には大沼パセリremixだった
盛り上がった

ラスト2曲との挨拶

新曲「夜行バスにて」

バンドメンバー紹介からそのまま「過去を喰らう」

挨拶も終えて暗転すると巻き起こるアンコール

ここからが本番だった

御伽噺

彼女はわたしは未来から来たと不思議な話を始める

世界に飲み込まれる

彼女の呼吸一つに視線がひきつけられた

神様

東京ゲゲゲイの曲だがこの瞬間に心を奪われた

「命に嫌われている」
丁寧に歌い上げてくれた

「不可解」
ポエトリーリーディングをいり交ぜた語りかけてくる声

最後の曲

「そして花になる」
クラウドファンディングの感謝を込めた歌
花譜自身を表した歌

怒涛の後半だった
感情に直接とても大きなものをぶち込まれた

しかし
The end of prologue
このライブ「不可解」はプロローグのおわりでしかないと言われてしまった

きっと耐えられなかったんだ

燃え尽きてしまった

これ以上の物を受け取る自信を失ってしまった

それほどまでに素晴らしかった

素晴らしい以外の偏屈な言葉はいらない

素晴らしかった

彼らはこれからもきっともっと素晴らしいものを作り続ける

でも僕にはその素晴らしさなんて理解できない

だからここまででいいと思ってしまったんだ

それでも花譜やクリエイター達が変えてしまった多くの人の未来の先に何があるのか私は気になる

そしてどんな世界にしてしまうのか私は知りたい

だからここで宣言する

僕はこれからも「花譜」についていく

その姿はみっともなく私なんかより知恵や力がある人からしてみれば嘲笑や憤りの対象になるかもしれない

それでもいつか彼女が羽ばたき目の前から飛び去る最後の時まで

観測者でありたい