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【草稿】ガパオパオとトムヤムくん

ガパオパオとトムヤムくんはとても仲良し。
今日も二人でお手伝い。
朝いちばんに、おじさん家のニワトリ小屋へ。

コケコケコッコー。たくさんのめんどりをかき分けて、トムヤムくんが玉子を探す。
コケコケコッコー。怒っためんどり、大事な玉子を渡すまいと、トムヤムくんを突っついた。
いたい、いたい、たまらず逃げだすトムヤムくん。

すると、
ぶぉーっ、ぶぉーっ!! と、嵐のような風が鶏小屋の中で吹き荒れた。
これにはめんどりも驚いて、すたこらさっさと逃げていく。
でもそれは嵐ではなく、おおきな鼻息。
ガパオパオのおおきな鼻息がニワトリ小屋の埃を一息で吹き飛ばしたのです。
トムヤムくんはニワトリ小屋に入り、生みたての玉子を手に入れました。

ガパオパオとトムヤムくんはとても仲良し。
午後も二人でお手伝い。
お日さまの下、おばさん家のイネ畑へ。

ザブザブザブリ。水張り畑をかきわけて、ガパオパオは雑草を抜く。
ザブザリザブリ。遅れてトムヤムくん、背負ったカゴに雑草を入れていく。だけど思うように進めない。
よいしょ、よいしょ、水張り畑に足をとられて、ガパオパオと離れていく。

とうとうトムヤムくん、
ガパオパオ、勝手に行かないで! と、嵐のように泣きだした。
トムヤムくんの目から大粒の涙。いえそれは、おおきな雨粒。
いつのまにかお日さまは雨雲にかくれ、イネ畑にスコールが降りはじめました。

これにはトムヤムくんも驚いて、いそいで雨宿りしようとします。だけどここは水張り畑、思うように足がすすみません。
よいしょ、よいしょ、ああこのままではトムヤムくんが風邪をひいてしまいます。
すると、なにかがトムヤムくんを掴み、ひょいと小さな体を持ちあげたのです。

ガパオパオが、ながいお鼻でトムヤムくんを持ちあげ、背中に載せたのです。
ガパオパオはいそいでちかくの小屋に向かいます。でもトムヤムくんを振り落とさないよう、ちょっとだけ慎重に。

ごめんね、トムヤムくん。つぎからはゆっくりのっしり歩くからね。でもスコールが降ったから、草むしりはこれでおしまい。のこりは明日、二人でやろう。
ガパオパオの背に乗るトムヤムくんはおおきく頷きます。おおきな雨粒にぬれて、涙が止まったのかどうかはわかりません。だけど、トムヤムくんはおおきな笑顔をつくりました。

日が暮れて、夜ごはんの時間。
きょうは二人の大好きな、ガパオライス。
ザクザクザクリ。採れたてガパオを包丁で、ガパオパオはみじん切り。
ジュワジュワジュワリ。お駄賃の玉子二つで、トムヤムくんは目玉焼き。
おいしい、おいしい、二人のガパオライス。
好みのちがう、二人のガパオライス。
ガパオパオは唐辛子とお酢で、トムヤムくんはお砂糖とお醤油で。
二人なかよく、ごちそうさま。

ガパオパオとトムヤムくんはとても仲良し。
今日も二人で、おやすみなさい。

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noraosamu

菓子まきと餅まき

使い方わからなくてこんなタイトルにしたけど、ただクソ日記を垂れ流すだけのなんかだからな。覚悟しろ。
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