(番外編)助産院で教わったこと-授乳拒否編-


娘の拒否の様子はこちらから↓
https://note.com/norarikurashi/n/nf601037d8279


授乳拒否が起きた場合、よく疑われるのは
「乳頭混乱」という状態です。
しばしば混合授乳の赤ちゃんで、哺乳瓶の乳首を好んで母乳から飲むのを嫌がることが起きるようです。

私も当初はそれを疑い、
いくつかの哺乳瓶の乳首で比較してみたり、
搾乳であげた場合はどうか?など試行錯誤を重ねました。

それでも丸2日、娘に直接授乳することが叶わず、

「む、むずめがおっばいを、、
のんでぐれまぜ、っん、っうぅ...」と
開口一番で号泣しながらかかりつけの助産院に
連絡を入れました。
(もうなりふりなんて構っていられない!)

助産院ではまず、前回同様のマッサージを受け、
胸をふわふわの吸い付きやすい状態にリセットしてもらったところで
では、吸わせてみましょう。となりました。


一般的な*意味深*座った状態で抱き上げると、
案の定、娘は全力拒否。
助産院の入った雑居ビル中、ないしは駅前の通りまで響き渡るわめき声をあげました。

はいはい、そうなるのねー

先生は早々に見切りをつけ、
次のステップで授乳を試みました。


①立つ
胸をさらけ出し娘を抱き抱えたまま、
立った状態で授乳をする。→娘はNG


②立って、揺れる
ちょっとお母さん、こういう感じで揺れてみてー先生はそういいながら、
DAIGOさん(北川景子ちゃんの方)がネタ?でやる
ロックの縦揺れのそれを再現していました。
実はこれは、打つ手がなくなり自己流で行きついていた方法でもありました。

こ慣れた調子でやってみせると、
さすがお母さん、やり手ね!と最大限の気遣いの言葉をかけられましたが、娘は首を左右に振るばかりでした。→NG


③立って、揺れて、押さえる!!
どうやら、先生のカードも尽きたようで揺れている状態で娘の頭を手で軽く支え始めました。

「はい、飲むのよー飲みなさ~い、
私が極上のおっぱいにしたのよ〜」

決して力任せではなく、
シャンソンでも歌ってるかのような優雅なたち振舞いではありましたが、頭を固定された娘はさらに号泣。
顔色はチアノーゼになりかかっていそうなほど
紫がかり始めていましたが、先生のまじないは
続きました。

それほどまで泣かせたことのなかった私は
もうここまで来てもだめだったんだ、
と自分から手を緩めそうになったタイミングで


んー!にゃんにゃ、、チュ、チュチュ...

娘の心が先に折れたのか、粘り勝ちで
3日ぶりに胸を咥えてもらえました...(疲弊)

先生はゆっくり手をはずし、まだ揺れてて...
と小声で様子を見守りました。


④吸い始めたら、静かに座る
1分ほど吸い続けたタイミングで、ソファに腰かけるように促されました。
そーっと腰をおろし、DAIGO揺れを止めても
娘はそのまま吸い続けていました。


これでもう、大丈夫よ☆

ウインクこそしていなかったとは思いますが、
私には先生の目からキラリんと星が流れたのが見えました。


娘の授乳拒否の原因はその時点では特定には至らず、結局やや荒療治ではありましたが、
このようにして私たちの授乳は再開できました。

帰ってからも何事もなく授乳できた、、
なんてことはなく、しばらくは①~④の流れを夫の手を借りながら繰り返しました。

娘を産んだ時期的なこともあり、
汗だくになりながら授乳を続けていました。


※授乳拒否直後に乳腺炎を発症したので
おっぱいの味や硬さが変わったことへの抗議だったのか…?というのは、あくまで結果論


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