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ドブロと多重録音(夜に駆ける編①)

ドブロギターをブルーグラスやカントリーの範疇に留めておきたくない。

もっとポップな方向に引っ張り上げて、この楽器を多くの人に知ってもらいたい。

ということで若い世代を中心に2020年に爆流行りしたYOASOBIの名曲「夜に駆ける」をドブロで弾いてみた。

このシリーズは初挑戦となる多重録音、多重録画への道のり、そして実際にどうやったかの記録になります。(多録初心者ゆえ改善点等多々あるかと思いますが参考程度に…)

きっかけ

ドブロをより多くの人の目に留めるには、SNS人口の多い若い世代に有名な曲をやるのが近道!と考え、リサーチ開始。
民族楽器系の弾いてみた動画をあげているチャンネルをいくらか調べて参考にした。琴や三味線、笛系にカリンバなど僕がみたチャンネルのほぼ全てで「夜に駆ける」を弾いてみていた。

ドブロでこの曲をやっている人は調べた限り見つけられなかった。曲そのものも好きだ。

これは”やる”しかないねえ…

発売は去年なので少し時間は経っているが多くの人の記憶に残っている曲なので問題ないと判断し、音取りからスタート。

音取り 

まずはコード進行を調べ書き出す。キーE♭がドブロ的に嫌だったので半音下げて音取りをする(ハヤえもんというアプリが優秀なのでオススメです)
メロディは鼻歌(大切)で把握後、ドブロで弾いて音を確定させていく。
この時はまだ運バー(=運指)は考えないのがポイント

テーマ部分はドブロでは普段しない動きの連続で笑っちゃうけど、ドブロでMade in Franceのテーマが弾けるという事実をRob Ickesが打ち立てている以上、
「ドブロで弾けない」ものなど無いのだ!と自分に言い聞かせながらがんばる。
ここは大事なところなので一音も省かずに進めた。

Bメロとサビにかっこいいオブリが入っていたのでそれも取る。
原曲はどれもピアノでの早いフレーズなのでドブロでの完全再現は目指さず、
目立つ音、かっこいいなーと思う音だけを拾い、ドブロで弾きやすい動きにした。

音取りが終わった後に、テーマや歌メロの運バーを考えていく。
このへんはまた詳しく記事にしたいところだけど、
コツは「この音、違う場所にもあんじゃない?」を常に気にして近場でフレーズをまとめること。
そして「開放弦、ハンマリング、プリングでなんとか楽したい」を忘れないことだと思う。なんでも楽な方がいいからよお〜ッ!!

アレンジ編へ続きます

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