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ドブロと多重録音(夜に駆ける編③)

アレンジまで決まったら、いよいよ録音へ。

録音機材

FOCUSRITE ( フォーカスライト ) / Scarlett 2i2 (gen. 3) USBオーディオインターフェイス

弾いた音をパソコンに取り入れるためのマシン。2チャンネルあるので、
チャンネル1にはエフェクターボードからの音を、そして
チャンネル2にはコンデンサマイクからの音を入力した。

audio technica ( オーディオテクニカ ) / PRO35 コンデンサーマイク

ドブロってカバープレートにクリップマイクがつけれて便利なんです。
ピックアップとクリップマイクを組み合わせるこれをAndy Hallスタイルと勝手に呼んでいる(The Infamous Stringdustersのライブで見れる)
ほんとは録音用の大きなコンデンサマイクを用意できればいいんだけど、これでも意外といい音をとれるのでガマン。
いつかEar Trumpetのマイク、ほし~!

DAW(簡単に言うと録音ソフト)はインターフェースについてきたAbleton Live Liteを使用。無料版なので8トラックしか録音できない。今回はフルで8トラック使用した。


これまでも何度かこの形で録音してきたけど、

重ね取りは初の試み。
それぞれのトラックを通して録音しようとするとテイクをいくらやっても足りないくらい失敗しまくるのが見えたので、今回は何小節かごとに区切っては弾き、区切っては弾きを繰り返して切り貼りして…
と地道に積み重ねていった。

それでも、ひとつのフレーズを満足いくまでやり直すとそれはもう本当に時間がかかる。
やり直せばやり直すほど弾けなくなる。
よさげなテイクが取れても、さっきとは違う部分が気になりだしてまたやり直す。
どんどん辛くなってくる。
この作業がまだあとこんなに残っている…と目の前が暗くなる。
それも全部ひとりでやってるもんだから、とにかく孤独。こりゃあYoutuberの方々、大変だわ…

録音の順番

8トラックはそれぞれ
イントロ
テーマ
歌メロ
ハモリ
オブリ
伴奏
リズム
ベース

に割り当てた。


リズムや伴奏を仮で取り、その上に仮メロディを乗せ、リズムと伴奏を取り直し、さらにメロディも取り直し、最終的にリズムやベースなどを入れる・・・というなんとも回りくどい道のりを経た。録音の工程だけで10日はかかった気がする。
演奏の精度がもっとあればより短時間で済んだはずだけど、そこは精進するしかない。

後でもいじれるけど、録音時の音質はピックアップとマイクのバランスがだいじ。ピックアップ側でLowをメインに出すカンジにして、マイクで空気感を足すイメージ。
ハイのキンキン感を削りたいがやりすぎるとこもるのでその辺はいろいろ試すしかない。

宅録はまったくの初心者なので他のサイトを大いに参考にしてもらいたいけど、ドブロで宅録はじめたい!という方の参考になれば幸いです。

ミックス編につづきます

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