『とんぼの気持ち』を知ってほしい

私は『理解者』や『空のエメラルド』を聴いて、

22/7(ナナブンノニジュウニ、通称ナナニジ)の歌が好きになりました。


ナナニジの歌詞は、

家の外に出たくない人」や、

社会で働くのが難しい人」に刺さると感じています。

私もその一員です。


そんな私の心に刺さった歌、

とんぼの気持ち』を今日は紹介させて頂きます。




とんぼの気持ち』は、

ナナニジの4thシングル『何もしてあげられない』のTypeAに収録されているカップリング曲です。


私がこの歌を初めて聴いたのは、昨年の7月でした。

ナナニジのYou Tubeチャンネルを色々見始めた時で、

『とんぼの気持ち』のライブ映像があったんです。



その動画は他の歌と違い、

イントロ前の30秒ほど、

メンバーのゆったりとしたダンスで始まります。


イントロが終わり、

第一声は西條和さんのソロパート。

学校 卒業するまでずっと
何をしたいのかと 聞かれて

『とんぼの気持ち』歌:22/7 作詞:秋元康 作曲:渋谷直弘 レーベル:Sony Music
(下記の歌詞引用部も同様です)


続いて天城サリーさんのソロパート。

社会に出てから 何をしてるか
まだ みんなに聞かれている


そして、私が好きな歌声、

倉岡水巴さん。

人は僕の何を知りたいのだろう


これまた素敵な歌声の、

河瀬詩さん。

ここがダメなんだと叱りたいのか


メンバー一人一人の歌声を楽しみながら、

サビへと向かって、

閉ざしていた胸の内を吐き出すように、

声を合わせたサビに入ります。

とんぼ どこへと飛んで行きたいの?
空をぐるり回ってるだけかな
行き先とか目的とか
どうだっていいよね


これ、

初めて聴いた時、

スゴっ!

って思いました。


自分の心もとなさをとんぼの生き方に重ねて、

それをアイドルが力強く歌唱している姿。

こういうの、私は初めて見たので一気に引き込まれました。



2番以降も、

なかなか衝撃的な歌詞が続くのですが、

ラストのサビで、

最もインパクトのある言葉を言い放って終わります。

今僕は 一匹のとんぼよりもっと
ちっぽけな存在なんだ
地ベタで空を見上げるだけ
誰にも見られてない
本当に軽い命


この後、

泣きながら踊っているメンバーもいます。

歌詞に込められた哀しさに触れて、

やりきれない感情が乗り移っている…


私はこの『とんぼの気持ち』の歌詞全てに共感するわけではありません。

でも、歌が終わる頃には力がもらえます。


ナナニジのメンバーも、歌いながら思っているのではないでしょうか。

たとえ誰からも見られていなくても、軽い命なんて無い、と。

そう歌ってはいるけど、

胸の内は、

(そうじゃないんだ!)

って思いたいんじゃないかと感じます。


誰かの哀しさを、

こんな風に代弁するように歌ってくれる事。

ありがたい、と思います。




もし興味を持って頂けたなら、

とんぼの気持ち

ご覧ください。


(22/7 OFFICIAL YouTube CHANNELより)


できれば、

みなさんがどう感じたのかも聞いてみたいです。


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