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観客が頭空っぽにして楽しめるのは作り手が考え尽くしたおかげである
えらいものを見てしまったので書く。
令和5年から6年は、ジャンルもの映画の一つの到達点だったんじゃないか。
オタク・マニア・ファンが心酔する最新作が生まれた令和5年から6年。
あれこれ言われながらも愚直に作り続けられたシリーズたち。
うるさがたのオタク・マニア・ファンはこれまでこう言ってきた。
最初のから見ないとわからないよ。
ウルトラマンならマンとセブン、ゴジラなら初代の白黒ゴジラ、ロボット
君たちはどう生きるかで観客全員が固唾を飲んだのはなぜか
【君たちはどう生きるか】
初日に観ました。
どうしても、他人の感想が耳に入る前に観たくって。
事前広告がポスター1枚だけ。
情報何もなし。
舞台設定も主人公もお話も何にもわからない。
それなのにそれなりに埋まっている客席。
平日夕方なのに。
さらに、年齢層が小学生から高齢者まで幅広い。
全員が何にもわからないから、固唾を飲んで見守った2時間。
こんな空気の映画館も、こんな映画体験も初め
インディ・ジョーンズと感謝の逓減 〜変わったのは相手か自分か〜
感動は逓減する。
感謝も逓減する。
最初にテレビでインディ・ジョーンズの1作目を見た時、これほど面白い映画があったのか!と驚愕し感動した。
中学一年生の頃だったと記憶している。録画したVHSを擦り切れるほど見た。
それから2作目をレンタルビデオで見た。3作目は映画館で見た。
3作目が公開された時は中学3年生になっていた。
インディ・ジョーンズの3作目が、初めて自分のお金で見た映画だった。
正直
ゆで卵を頬張った顔パンパンの娘、こんなん味方するしかないやんか! 〜魔女の凄さはギャップの凄さ〜
韓国映画『The Witch 魔女』が凄かった。
まだ見ていない人はすぐ下のリンクで観てから戻ってきてほしい。
これから書きたい一番の「凄さ」がネタバレに直結するので。
もう一つ後押しすると、僕は韓国映画が苦手です。
古くは「シュリ」や「JSA」から、最近話題の「エクストリームジョブ」「パラサイト」「イカゲーム」全てにハマれず。
さらに好きなジャンルであるはずの「グエムル 漢江の怪物」にもハマれ
塩を砂糖に変えたらいいんじゃない? 〜観客の映画へのダメ出しはちょっと荒い〜
1996年、『ミッション・インポッシブル』を試写会で観た。
その生意気な22歳の男子は、すぐにダメ出しをした。
なんで途中で黒幕をバラしちゃうんだ。最後まで黒幕がだれかわからない状態を引っ張った方が絶対に面白いのに。って。
ダメ出しをした生意気な22歳の男子は僕のことなんですけれども。
先日『ミッション・インポッシブル』の1作目を27年ぶりにじっくりと観た。
そしてまざまざと過去の生意気な自分、