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オタクパパの映画レビュー

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#スターウォーズ

何!オビワンが面白くないだと!?

何!オビワンが面白くないだと!?

スターウォーズの新ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』が面白くない。
始まる前は期待と不安を無視して、できるだけフラットな気持ちで待っていた。
4話が終わって、個人的には不安が的中した格好だ。

面白い、面白くないはあくまでも自分にとってのこと。
このドラマを楽しまれている方を否定しないし、羨ましく思う。
個人的には1話の「ドラマの舞台はそっちなのか!」というどんでん返しがピークだった。

面白くない理

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『トップガン』が思いっきり『スターウォーズ』だった件

『トップガン』が思いっきり『スターウォーズ』だった件

『トップガン』36年ぶりの続編『トップガン・マーヴェリック』が絶賛されている。
いや、他に類がないくらい評論家もyoutuberも一般レビュアーも大絶賛だ。
絶賛されすぎてちょっとアヤシイとまで思ってしまうくらい。

僕は昔から『トップガン』の空戦は『スターウォーズ』そっくりだと思っていた。
30年ほど前、自分がティーンの頃は周りにその理解者はいなかった。
「え、全然違うやん。なに言うてんの」とい

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スターウォーズ7、8、9の評価についてこれだけは言っておきたい

スターウォーズ7、8、9の評価についてこれだけは言っておきたい

まあ、誰に向かってどんなタイミングでこれを書くんだ。
と自分にツッコミを入れてしまう。
だけれども、誰がいつ何を書こうとも自由なのがネットメディアのいいところ。

2015年、『スターウォーズ7:フォースの覚醒』は多くのファンに好意的に迎えられた。
評論家も絶賛している人が多数派だった。
でも僕は『フォースの覚醒』を好意的には評価できない少数派だった。

2017年、『スターウォーズ8:最後のジェ

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ぬるま湯につけられて喜んでいてはいけない

ぬるま湯につけられて喜んでいてはいけない

コンテンツには2種類ある。
受け手の心を熱湯で刺激して鼓舞する「覚醒コンテンツ」と、受け手の心をぬるま湯でとろかして怠け者にする「麻酔コンテンツ」だ。
山田礼司のヤングサンデーで提唱された定義。

何が覚醒で何が麻酔かは人によってズレがある。
けれども、自分がハマっているコンテンツが覚醒か麻酔かは自覚しておいた方がいい。
という前置きで僕が考える覚醒コンテンツと麻酔コンテンツを書く。

多くの作品

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僕が社会の分断に加担していたことに2本の映画で気づいた話

僕が社会の分断に加担していたことに2本の映画で気づいた話

社会のあらゆるところで分断が起きている。
という文面はちょっと疑った方がいい。
分断が起きていることが具体的に見えるのはインターネット上。

インターネット上での言説や現象は、現実を捉えている面もあるだろう。
だからといって、それが全部現実ではない。
誇張された現実、現実をデフォルメしたものと思っておくくらいがいいんじゃないか。

一昔前に多くの人が現実と信じていたテレビの中の出来事が演出によって

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「◯んだはずのキャラが生きてた」パターンにガッカリするファンもいる

「◯んだはずのキャラが生きてた」パターンにガッカリするファンもいる

映画スターウォーズシリーズおよびドラマ『ボバ・フェット』のネタバレが含まれていますが、気にならない方は読んでください。

読んでくださっている方はご自分の好きな漫画、アニメ、ドラマ、映画にあてはめてくださいませ。
僕は自分が好きなスターウォーズを例に書きます。

「死んだはずのボバ・フェットが生きていた!」

というのがスターウォーズの最新ドラマ、『ボバ・フェット』の始まりです。
ボバ・フェットが

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日本と同じ広さのスターウォーズ銀河

フォースを信じている僕だけれども、スターウォーズの細かい設定には興味が薄い。
ライトセーバの7種の戦闘フォームはそらんじていない。
僕がそらんじている7種は必須アミノ酸だ。(保育士試験に出てきたから)

僕が興味があるのは、細かい言葉で書かれた設定や数字じゃない。
映画で登場人物がどのように生きてどんな会話を交わしているか。
そこからスターウォーズ銀河の生活を想像することだ。

映画から僕が読み取

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クラッシャージョウはハン・ソロでクラッシャーダンは

クラッシャージョウはハン・ソロでクラッシャーダンは

サンラインズのyoutubeチャンネルで、今日まで劇場版『クラッシャージョウ』が無料で見られる。
1983年公開、高千穂遙原作、安彦良和監督のアニメ映画だ。
80年代の日本アニメの作画技術が最高レベルで活かされたスペースオペラの王道。

何度も観ている映画だけれど、無料で観られるからとまた観てしまった。
先週は金曜ロードーショーで放映されたスターウォーズの外伝映画『ハン・ソロ』を見た。
そのせいか

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ダークサイドはサイコロの1・野田昌宏の日本語訳は凄かった

ダークサイドはサイコロの1・野田昌宏の日本語訳は凄かった

スターウォーズ最初の三部作のノベライズ。
その翻訳はSF作家の野田昌宏が一手に担っていた。
そこではフォース”the Force”は「力場」と訳されていた。

そしてフォースのダークサイド”dark side”は「暗い側面」と訳されていた。
よくある日本語訳の「暗黒面」ではなく「暗い側面」。
スターウォーズの最初期、まだ用語や訳語が定まっていない時代だった。

日本語訳はおろか、本家の英語でも”t

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世界征服したラスボスは何が楽しいのか?

世界征服したラスボスは何が楽しいのか?

スターウォーズの現時点での最終作『スカイウォーカーの夜明け』が金曜ロードショーでOAされた。
そのことをFBに書いたら知人がコメントをくれた。
「(スカイウォーカーの夜明けで)パルパティンが何をしたかったのかわからん」

パルパティンとはスターウォーズシリーズのラスボス。
エピソード1の登場時から裏で悪の人を引いていて、エピソード3から6までは銀河帝国皇帝。
独裁者として君臨していた人物だ。

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※今夜見るべきテレビがあります!

※今夜見るべきテレビがあります!

しまった、うかつだった。今夜だったか。
チャンスを逃すところだった。

何のチャンスかって!?
布教するチャンスですよ。スターウォーズを。

今夜21時からスカイウォーカーの夜明けが金曜ロードショーでOA。
映画スターウォーズシリーズの現時点の最終作。エピソード9です。

え、今までの見てないから見てもわからない。
だから見ないって!?

ご心配なく。
あなたが産まれたのと同時に人類社会は始まりま

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スターウォーズ縛りでアカデミー賞を贈ってみた①【My Academy Awards】

スターウォーズ縛りでアカデミー賞を贈ってみた①【My Academy Awards】

書くンジャーズ2月3週目のお題は【My Academy Awards】(私のアカデミー賞)。

ということで勝手にスターウォーズ縛りでアカデミー賞を贈る。
なぜスターウォーズ縛りでアカデミー賞を送るのか。
それはスターウォーズがこれまでにアカデミーの重要部門を受賞したことがないからだ!

今回の私のアカデミー賞、ノミネート作品はこちら。

・新たなる希望       1977
・帝国の逆襲    

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やっぱり『マンダロリアン』は『スカイウォーカーの夜明け』の200倍面白かった!

やっぱり『マンダロリアン』は『スカイウォーカーの夜明け』の200倍面白かった!

スターウォーズ初の実写ドラマ『マンダロリアン』のシーズン2が始まりました。4日遅れでエピソード1を見た感想。
必要十分な映像とストーリーとキャラクター。今シーズンも期待です!
マンダロリアンの何がいいかって、ジョージルーカスが作った世界を丁寧に継承しているところ。

その中でも僕が気に入っているのは、最新三部作でディズニーが無視したエピソード1〜3の世界観も差別せずに扱っているところ。
このあたり

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オビ=ワン論 下

オビ=ワン論 下

ある日、パドメの家にオビ=ワンがやってきます。
パドメはアナキンと同棲しているんですけれど、オビ=ワンはそれを知りません。
というか、知らないふりをしています。
オビ=ワンは仕事に悩むアナキンを心配して、彼と親しい(っていう程度ってことになってる)パドメにアナキンの様子を聞きに来たのです。


帰宅したアナキンはオビ=ワンの気配を感じ取って、パドメに尋ねます。
「ええ、来たわよ。あなたを心配してた

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