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N高校や企業が作る高校から日本の教育イノベーションは始まる

N高校が2016年にできてから通信制高校のイメージが親や生徒の中で変わってきた。「ここならば子供も面白いと思っていける」「新しい学校、今までの通信制のイメージと違う」ということがある。日本の学校の改革は通信制から起きるだろうし、公立学校の定時制からも始まるだろうと僕は思ってる。

通信制高校はN高校以外で企業が資金を投入して新しい学校を大規模に作ることができれば、新しいフェーズにいく。学校教育が変わるスピードが早くなっていく。極めてまだ実験的かも知れないが、不登校や高校中退、学校に馴染めなかった子たちが活躍できるような幅がより広がるだろう(通信制や定時制高校の生徒層に関してはこちら)。

基本的に日本で不登校になったり高校中退したりしている子は何個かタイプ分けできると思うが、飛び抜けて才能を持っている子や仕事も学校に通いアルバイトをしているので仕事を通じてキャリア意識や何が勉強に必要なのか考える子が多い。生き抜く意識があるというか、それが面白い才能。

そんな子たちは世間では「落ちこぼれ」というが、全然違う。認識を世間が間違っているだけだし、行政もそこに対して注目していないだけ、彼らは可能性の塊だ。また、大人は彼らと関わることで学び、生徒側も学ぶ。そういった仕組みを通信制や定時制では作りやすいため、学校と民間は協業した方がいい。

今後、通信制や定時制高校は様々な社会的に困難を抱えている高校生たちが通っているのとユニークな才能を持つ高校生たちが通う多様性が溢れる学校になる(というかなっている)ので、外部連携が進み様々な協業が進むだろう。そこから新しい学校の形ができてくると僕は思う。これからが楽しみだ。

認定NPO法人D×P 今井紀明


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