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世間でいう貧困とかの子たちは決してかわいそうな子たちではない、可能性の塊なんだ

昨日、フィリピンに送った子がいた。3ヶ月間、ゲーム会社でのインターンに行った子はもともと1年間ほどひきこもっていた。一番最初にあったときの印象は「めっちゃ賢いし、コミュニケーションとれるじゃん」と思った。どうやら家でオンライン通信ゲームをやっていて、人とコミュニケーションをゲームを通じてやっていたため「ちゃんと話せます笑」と話していた。1年間ひきこもっていても、しっかり人への対応ができているし、「この子、すごいな」と思っていた。

様々なところで彼はインターンをしたり働いたりもした。海士町という島根県の旅館で働き、製造業の大阪の会社さんでしばらくアルバイトのようなこともさせてもらい、うちの高校生に関わるボランティアもしたりしていた。「そろそろ体力もついてきたな」と思い、昨日からお世話になっている会社さんにつなぎ、そこで働き始めている。

僕は日々、様々な通信制や定時制高校の子たちと接していてTwitterとかで相談に乗っている。「のりさん、今の仕事を変えて将来的に使えるスキルをつけながらがんばりたい」と行ってきた高校生はプログラミングを学びたいという。様々なツールや会社、人を紹介して送り出す。「のりさん、海外にいってみたいんだけど、親にも頼れないしアルバイトしても生活費で飛んでしまう」そう行った場合はうちのワールドチャレンジ募金を紹介したり、奨学金や機会提供している団体を紹介する。

そんなことを続けてきて思うのは、みんな才能はあるけど活かせていない、くすぶっている若者が多くてもったいないってことだ。多くの職場は今の若者を疲弊させているし、職場関係がよくないし、理不尽なことを要求したりする、そんな話をたくさん聞いてきたから、できる限りその子たちがしっかり伸びそうな企業さんや機会提供を僕、D×Pはしてきたと思う。

僕たちが社会関係資本を構築しまくって、経済的に厳しかったりしんどい状況の子たちにも衣食住の基盤を提供して彼らの才能や特性を活かせるようなコミュニティーをその地域地域で作りまくりたい。だって、面白い子たちが多いんだ。世間でいう貧困とかの子たちは決してかわいそうな子たちではない、可能性の塊なんだ。接してきてそう思ってきた。たまたま生まれた環境やいじめとか、何かの影響があって高校中退した、不登校になった、経済的に厳しい、親とも話せない、人に支えられてきたことがないだけで、でも元々のその子の可能性は絶対にそこにある。

僕はそう信じて仕事してきているし、これからもそうしたい。さて、今日も1日、楽しもうよ。

追記 写真は3月24日の中高生向けの起業のイベントの写真。本文とは関係ありません。

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