クイズというクリエイティブ

最近、東大王ことクイズ王の伊沢さん主催の「QuizKnock」動画ばかり観ているんですが、クイズのテクニック(問題文のさわりから何を聞かれているのかを想像したり、答えが分かる前に押してから考えて答えたりすること)もさることながら、伊沢さんをはじめとするQuizKnockメンバーの方々の途方も無い「語彙力」の多さに驚かされている。

最初は、あれ程の知識がありながら、なぜクイズに打ち込んだりするのかと不思議に思っていたが、それは逆で、クイズが楽しいからこそ知識が増えていった部分もあるのかも知れない、という解釈に変わって来た。

「クイズに強い」ということを仕事にするということを自ら確立しているということはなかなかすごいことだ。これまでも、クイズを生業にして来た人はいるだろうが、プロ解答者としてキャラクターが確立している人はそうはいない。

たしかにクイズに強い人はいつの世もいて、アマチュアのクイズ王もいるし、アタック25やミリオネア出場していた一般人にもなかなかの猛者が多い。

頭脳だけで勝負しているショービジネスという意味では囲碁将棋に近いが、伝統が短い競技という意味では、フードファイターやプロのe-スポーツ選手に近いかも知れない。

クイズはただ知識を問うわけではなく、解答することに対してなんらかの感動が必要で、どんな問題をどのように出せば「面白い」と思えるのか、という営みは極めてクリエイティブなものだ。QuizKnockの中でも毎回様々なクイズ形式が試されていて非常に興味深い。

QuizKnockで何度かやられている企画で、「限界しりとり」というものがある。しりとりを行う際にトランプを引き、引いた数の文字数の単語で返す。絵札はJのみで、Jを引いた場合は11文字以上ならOK。周りに考えさせる権利、"ん"で終わってよい権利、一文字少なくてもよい権利(次のターンは1文字増やす)、というヘルプオプションを1回ずつ使えるというルール。将棋のような持ち時間があり、時間が切れたら負け。

【限界しりとり】水上vs伊沢!語彙力対決で真の王者が決まる! https://youtu.be/N4yCwWGwQRY

観ていてすごいなとしか言いようがない。仕事でしか「しりとり」しないという伊沢さんもすごいが笑
腕が落ちたというが、やはりしりとりも普段のトレーニングが重要なのかも知れない。

以前(2013年11月15日放送)探偵ナイトスクープで、「話し言葉の文字数が瞬時に分かる男!」という回があり、その能力があると言う依頼主と、同じ能力をもつという芸人のチバユウシ氏が登場し、文字数カウント対決を繰り広げ、ついには引き分けとなる。

探偵ナイトスクープ 話し言葉の文字数が瞬時に分かる男!入れ替わった?ボクの自転車 http://www.kareiku.com/archives/669

人のしゃべる文字数が瞬時に分かる男 https://youtu.be/JhJjtfjJWeE

彼らが「限界しりとり」をしたら強いのだろうか。文章がしりとりで許されないから結局は語彙力で決まるか、、、。


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