アーセナルvsスパーズ GK分析

 こんにちは。ReneNoricです。今日はノースロンドンダービーから2つのシーンを抜粋。

 DAZNでハイライトを観たきりですが、レノとロリスで対照的なシーンが2つあったので、解説しようと思う。

 まずはレノ。スパーズの先制点ですね。最初にそのシーンを観てみよう。

 一つ目のシュートをこぼしたところを詰められた、GKにとっては悔しい失点です。ショートカウンターで、GKにとっては下がりながら対応しなきゃいけない難しい局面でした。

 一つ目はよく止めたと思います。ただまずかったのは、倒れかた。セーブして倒れた時に、左足が後ろに着地しています。これだと次のアクションが取りにくいのです。ハイライト見るとわかる通り、左足を後ろに着地させてからガムシャラに動いてボールに向かっていくも、ほとんど動けませんでした。

 理想を言えば、弾いた時に左足を前に出しそのまま左足で踏み切って、こぼれ球にアタックすることだった。

 まあ理想は理想として。なぜこの倒れかたになったのか考えてみると、やっぱりシュートの瞬間にあったと思う。下がりながら準備しなきゃいけない状況だったので、シュートの瞬間にも準備不全で、ボールにアタックできる体勢も整っていませんでした。ギリギリ横で止めたものの、ボールは身体のラインから後ろの方に逸れたので、2ndアクションも後ろへプレーせざるを得ませんでした。ボールが身体のラインより前にボールを残していればまた対応は違ったんでしょうけど、その状況を作るのは難しかった。

 一方で対照的だったのが、ロリスのセーブ。43分のシーン。同じように身体の近くにボールをこぼしたが、素早い2ndアクションで二次攻撃を防ぎました。レノのシーンとは状況違うので、シンプルな比較は難しいけど、やはり理想的な2ndアクションはロリスのプレーだった。


 やっぱりボールへアタックする意識って重要で、たとえキャッチできなくてもどこにボールを弾くかで対応のしやすさは大きく変わるなぁと感じた2つのシーンでした。

 以上。では。

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