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食べたいものとは

とあるヨガスタジオ経営者(50代男性)から、食生活についてのアドバイスを求められた私のヨガ師匠は言いました。
「好きなものを好きなだけ好きなときに食べるといいよ」と。

これを聞いてあなたが思い浮かべるものはなんですか?
好きなものを好きなだけ好きなときに。
そう言われて果たして実際に自分が食べたいもの、または好きなだけというときの量や好きな時というときのシチュエーションが正確に浮かぶでしょうか。
私が頭にぱっと浮かんだのは宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」の冒頭に出てきた千尋の両親が神々に出すための食べ物を貪り食べているシーンでした。
これが好きなもの、好きなだけ、好きなときにという言葉がイメージさせる光景です。え、あれやっていいの?と一瞬思いました。
でも落ち着いて考えればそのイメージと自分の実際に大きな隔たりがあるのはすぐに分かります。
どんなにストレスが溜まっていたとしてもあんなに食べたくないし
もうここまで春の気配がしていたら、冬の食べ物を欲さないのです。
冬のつい最近までストックしてまで食べていたラミーチョコにももう手が伸びません、自然と。さすが冬季限定商品。

先日、ひとりになれるタイミングがあったのでそんなときにしか買って帰れないスタバの甘い飲み物をグランデサイズで飲もうと意気込んでタンブラーを携えて店の前まで行ったのですが、どうしても、どうしてもレジに並ぶ気にならない、足が動かない。そんな私の中から声がするのです「なかなか飲めるタイミングがないからという気持ちで来ただろうけど自分の体の声がさっきから聞こえてるだろう、どう考えてもいらないって。甘いもの?無理でしょ、完全にいらないって思ってるじゃん」
無念、飲めるタイミングだったのにどうしてもいらなかった。体の声は大きかったです。
そんなものです。

そのかわり今はホタテ、海老、あさり、菜の花あたりで唾液の分泌が盛んになりますね。それと冬には飲む気のしなかった炭酸水を飲みたくなっています。
量についてもいくら食べたい飲みたいと言ってもそんなに食べたり飲んだりできないものですよ。それは年齢もあるし季節も関係あるんじゃないかなと思います。食べる量が自然と減ってくるのは決まってこの季節です。(自分データ)

自然と手が伸びるものを食べたり、喉を通らない時は無理して食べないという選択をしたりできる自分であれば「好きなものを好きなだけ好きなときに」で良いのかもしれませんね。
腹八分目で済ませるように気をつけたり、糖質を取りすぎないように気をつけたり、あまり「気をつける」をやりすぎるとお腹いっぱい食べたいーとかチョコレートクリームドーナッツ食べたいーなど体の欲求に反してストレスからくる反動がくるでしょう。
ただでさえストレスの多い日々ですから、自分に課すことはできるだけ避けることをお勧めします。
もちろん自分に課すことが好き、ストイックが趣味♡という方はどんどんやったら良いと思います。

ボディワークや瞑想、ヨガなどみなさまに役立つ講座を提供できるよう日々鍛錬していきますのでサポートしていただけたら嬉しいです💝