決断

漢字はおもしろい。本日の漢字:決断

本日は、「決断」という漢字について考えた内容を記載させて頂きます。

当たり前の事ですが、この2文字の漢字を分解すると「決(きめる)」+「断(たつ)」ですね。
「決める」はどこか前向きな言葉でプラスの響きがあります。
一方、「断つ」というのは、どうも後ろ向きな、ほの暗さ(マイナス)を含んでいます・・・
(退路を断つとか、キズナを断つとか、連絡を断つとか)

なぜ自分が(大事な場面で)タイミングよく決断できなかったのか?
そして、それにより、みすみすチャンスを逃して来たのか?
答えはこの2文字の漢字が教えてくれます。

決断の2文字は、プラスとマイナスの両面を含んだ漢字であります。
決断は単純になにかを決めるというだけでなく、「他の可能性を切り捨てる」つらい作業でもあるからです。

内定した会社に就職を決めるなら、他社で働く可能性を捨てなければなりません。

結婚相手を決断する場合も、ほかにもっといい人が現れる可能性が否定できなくて結婚相手を決断できない人もいます。
婚期を逃した人は、決断を保留してチャンスが消えた人とも言えます。

いろいろな失敗がありますが、この文章をお読みの方も何か経験としてお持ちのことと思います。
「チャンスの神は前髪しかない」(好機はすぐに捉えなくては後から捉えることは出来ない)!

というように、後から考えれば、チャンスだったのは、ほんの短い時間だった。
こんな苦い経験。あなたもお持ちだと思います。

その時点では、迷う余裕があるように思えるのですが、実は短時間で決断できなかったら
チャンスさんがどこかに旅立ってしまった・・・という苦い経験。

もう一度繰り返しになりますが決断には辛い作業というマイナスも含みます。
そして辛い事を迫られたとき人は楽なほうに流れるので、極力、保留を目指します。
「それで、みんなチャンスを失っているんだよ」
決断の漢字2文字は教えてくれているようです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?