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宮城県で紡がれたお互いさまの想い ペイ・フォワード記事Vol.23

まさかの閉店!?別店舗へのバトン

オーサムカフェが8月末に惜しまれながら閉店

この夏はびっくりする出来事が起こりました。それは、私が宮城県でペイ・フォワードやお互いさまチケットを本格的に広げよう!と決意するきっかけになったオーサムカフェが閉店したことです。オーサムカフェは福島まで行きペイ・フォワードの仕組みを学び、実践してくれていた宮城県で数少ない場所でした。本格導入していたのはここだけだったかも?

オーサムカフェはとにかくペイ・フォワードについて理解のあるカフェで、お互いさま文化を広げるために、劇団を作ってみたり

キフカッション(寄付のディスカッションイベント)をしてみたり、とにかくいろんなことをしました。

そんな大好きなオーサムカフェが閉店することはさみしいけれど、これも新しいステージに進むときが来たんだ!と前向きにとらえていました。

紡ぐ者、現る

オーサムカフェ!どうなるの?どこへ行くの!?と常連客がざわめいている中、登場したのがこのお二方。

閉店前日に、ペイ・フォワードチケットの仕組みを学ぶ大沼くん。無限の可能性マーク∞


閉店日にしっかりオーサムカフェの熱気を感じ取る阿久津くん

お二人は、20代の若者ながら、地域のため、社会のためを念頭に事業を展開する頼もしいメンツ。大沼くんにある日再会し、ペイ・フォワードやお互いさまチケットについて熱く語ったところ、とても興味を示してくれました。オーサムカフェが閉店してしまうので誘ってチケットの仕組みを学びました。翌日には事業仲間の阿久津くんを連れてきてくれて、どうやったら面白くお互いさまチケットを導入できるかどんどんアイディアを出してくれました。

若い世代にこのチケットのよさやこういう世界観がすんなり受け入れられてもらい、さらにはより浸透して行くにはどうしたらいいか新しいアイディアを出してもらえるなんて感激です。世代を超えた共通言語、共通意識があると思うと、同じビジョンを持って未来を作っていける楽しさや希望が持てますね。

この界隈で、オーサムカフェの想いをつなぎたい

バトンは渡された

オーサムカフェが閉店することで、このお互いさまチケットの文化までたち消えてしまうことがもったいないと感じてくれたこの若者二人。阿久津くんの経営するスムージー屋さんが近くにあるということで、そこでお互いさまチケットを導入しオーサムカフェがこれまで培ってきてくれたお互いさまの文化を継承したいと話してくれました。

オーサムカフェがしてきてくれたことの価値をしっかり理解して、自分たちの関わる事業で受け継ぎたいと感じてくれるというのは、日頃の社会への思いやりがあってこそだと思うのです。

オーサムカフェが頼んだでもなく、自発的に導入を決意してくれたこの二人に心からのエールを送りたいですし、どんなお互いさまチケットが始まるのか楽しみでなりませんでした。

たった2ヶ月の間に打ち合わせと研究と準備とを

鉄は熱いうちに打て。福島県をはじめ全国にお互いさまチケットを広げる立役者となっている半田真仁さんとお二人をお繋ぎし、どういうことをやっていきたいのかシェアリング。実際に体験することが一番、ということで阿久津くんは福島市にお互いさまスポット巡りに出かけました。

お互いさまの街ふくしま発案者ハグさんと、コミュニティフリッジにて


この食パンはチケットでも買える上に募金にもなるんです!
BLTカフェ横にはみんなの食料庫が

https://note.com/noriko_c_o/n/n2b965f9d5c87


チケットでタイヤ交換まで!?幅広いなぁ


様々な業種で様々なやり方のチケットがあるということを実感してもらい、自身の店舗になじむ方法を検討してもらいました。そして、初めてオーサムカフェでチケットを見てから2ヶ月もたたないうちに、仙台市で次なるお互いさまスポットを立ち上げてくれたのです!!

ホームセンターのスムージー屋さん、お互いさまチケットはじめました

ホームセンターにスムージー屋さん?

初めて聞く人にはびっくりするようなこの組み合わせ。今日足を運んだのは、宮城県仙台市にあるサンデー仙台卸町店。このホームセンターは去年の7月にオープンし、そのタイミングで阿久津くんのカフェも開業したそうです。一体どんな店構えなのか気になります。外にいる時点で写真をパシパシ撮って、お店に到着する気持ちも高まってきます。

この建物の一体どこに?
あ、スムージーの看板発見!imamoファームという名前なのね

若者5人衆の想いが詰まったカフェ

ホームセンターの入り口を入り、右かな?左かな?とキョロキョロしていると、なにやらすてきな雰囲気のお店の前に阿久津くんの姿を発見!

フォトジェニックな看板とともに

早速お店の名前「imamoファーム」の由来を聞いてみると、「imamo」は、互いの事業を応援し合っている5人の仲間のイニシャルを並べ替えて作った言葉だそう。そして、昔から続いている農業という文化を「いまも」つないでいきたいという想いが込められているそうです。

5人が自分たちの得意分野を出し合って互いのやりたいことを実現している様子が、5レンジャーみたいで頼もしくありました。

オーサムカフェから引き継いだお互いさまチケットがここに!

さてさて、早速お互いさまチケットを見させてくださいね。

可愛いメニューの横の見やすい位置にお互いさまチケットが

一週間前からはじめたというお互いさまチケット。研究の結果、この場所に置くのが一番良さそう、ということでした。確かにお客さんに見やすく、店員さんにも聞きやすい場所ですね。

どんなチケットがあるのかな?

imamoファームでは、一枚提示するとスムージー一杯分に相当する550円が合計金額から引かれるシステムなんですね。メッセージを読むのも楽しいです。

使われるのを今か今かと待つチケットたち

私も買ってみたい!ということで一枚購入しました。チケットに書いてあるのと同じ、550円を支払えばいいんですね~。

お互いさまチケット一枚ください!

チケットに貼り付けるメッセージを付箋に書いて、コルクボードに設置します。

使ってくれる人の笑顔のためにメッセージを考えます

お互いさまチケットを貼らせていただき、コルクボードもいっぱいに。
さて、私も美味しそうなソフトクリームとスムージーをいただきましょうかね!まだ利用者さんはいないということで僭越ながら利用者第一号にならせていただきました~!

このメッセージがぴんときたのでこちらを使わせてください

ソフトクリームでこんなに感動する?驚愕のおいしさ!

スムージー屋さんなのでスムージーはもちろん注文するとして、ソフトクリームがイチオシらしいのでこちらも注文。なになに?ポスターには、最高級のイタリア製ソフトクリームマシーンと、最高級のソフトクリームミックスの掛け合わせ、と書いてありますね。ふかふかしたフォルムのソフトクリームと店員さんの笑顔に期待がふくらみますよ~。スムージーとソフトクリームを注文しましたが、チケットを一枚利用したので、ソフトクリーム代の400円だけでお食事させていただきました。

早く食べてみたいです!

よく、「舌触りがいい」とか「口当たりがいい」とかいいますよね?でも、このソフトクリームは違うんです!食べようとして唇に触れた瞬間にふわっとした感触と、口の中に広がる芳醇な甘さ!なんとバニラエッセンスは使わずこの濃厚さ。岩手県産の生乳を使ってイタリア製の高級マシーン(別名ソフトクリーム業界のフェラーリ)で作るからこその仕上がりなんですね!だからこそ、宮城県のアイスクリーム7選に選ばれたり、地域特派員さんに記事にしてもらったりと、ファン多し!です。




社会の動きにいつも敏感!若者の肌感が感じられるカフェ

今回はお互いさまチケットを導入してくれたので、どんな風に仕上がったのかと気になり訪問させていただきました。お互いさまチケットも、時代の最先端の取り組みです。imamoファームはこのほかにも、コロナ禍で健康志向になった方たちのために、スムージーのサブスクを実施したこともあったそうです。

若者ならではのトレンドを取り入れる機敏さと、社会問題の解決をかけあわせる発想の面白さがありますね。話題には事欠かないimamoファームです。

いろんな層のお客さんが集まり お互いさまが広がるカフェ

ホームセンターの中にあるという立地もあって、年配の方、親子連れ、カップルまで、様々な方がこのカフェを利用されるそうです。店員さんとお客さんとが話す話題の一つとして、お互いさまチケットが上がることもあるそうです。

このお互いさまチケットを導入してくれた理由は、お互いさまチケットがもっと広く認知され、導入する店舗が広がってほしいから、だそうです。
オーサムカフェの想いを引き継いだimamoファーム。ここからまた新しい広がりが生まれていく予感がします!

スムージー・ソフトクリーム・サラダなど幅広く取り揃え低ます!

お店のインスタはこちらです↓


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