見出し画像

乳がん記録 #20 術後6〜11日目


術後6日目

2023年6月27日。
肩が痛くて目が覚める。どうやら夜中、無意識に右腕を上げようとしたみたいで(なんとなく記憶がある)、それが悪かったらしい。
この時点ではまだ右腕を肩より高く上げたり、前後に振る動きは禁止されていたため、ちょっと不安に。
朝の回診時に形成の先生に聞いてみたところ「傷口が開く心配はないので大丈夫。ただ、あまり動かさないようには気をつけてくださいね」とのこと。
というわけで、ベッドから降りる時は必ず右腕を三角巾で釣るようにした。

そろそろ胸の方のドレーンが抜ける頃かな〜、と期待していたが、あと少し滲出液が減ってからね、ということで、もうちょっとの我慢。
傷口が治りかけているのか、ちょっと痒い。

この日は友人からお見舞いのお花とメロンが届く。
自分が入院してみて、お花と果物のお見舞いって本当に嬉しいなあ、と気付く。
殺風景な病室がお花があることでパッと明るくなり、果物は食欲が無くてもスルッと食べられるし、どちらも本当に癒された。

術後7日目

2023年6月28日。
この頃から入院生活がだんだん退屈になってくる。
回復してきた証拠なのだと思うが、「療養生活」というより「ぐうたら生活」みたいになってきた。
先生からも「退屈そうですね〜」と言われるし、回診も傷口をチラッとみたら終わり、みたいになってきた。
看護師さんの見回りの回数も朝晩2回だけになった。

あとは滲出液が減ってドレーンさえ抜ければもういつでも退院出来る状態らしいのだが、「この感じだと、予定通りあと1週間は入院」と言われる。
歩き回れればまだ良かったのだが、相変わらず歩くとドレーンの刺さっている腰が痛くなるのでなかなか歩けない。
まあ、あと1週間だし、こんなに何にもしなくて良い日々、というのも人生で中々無いと思うので、ひたすらのんびり過ごすことに決めた。

術後8日目

2023年6月29日。
体にちょっとした変化。
冷たいものを飲むと、手術した右胸がじわ〜〜っと冷たくなるのだ。
かなり冷たく感じるので、冷たい飲み物はゴクゴク飲むことができず、チビチビとしか飲めない。
形成外科の先生に聞くと、わりと同じような症状の人がいるらしい。
私はあまり冷たい飲み物を一気飲みするようなことはないが、これ、ビール好きな人は辛いだろうなあ・・・などと思っていたら、3日くらいで収まった。良かった!

この日は友人がお見舞いに来てくれる。
コロナが5類になってから面会規制が緩和されたので、誰でもお見舞いに来られるようになったのだ。
お土産はなんと週刊文春(笑)
ちょうど、とある女優と有名シェフの不倫騒動真っ最中だったため、読み応えのある内容で、とても良い暇つぶしになった。

術後9日目

2023年6月30日。
週末を前にこの日は一歩前進。
胸の方のドレーンがようやく抜けた。
抜く時、痛むのか心配だったが痛みは一切なし。いつ抜いたか分からないくらいだった。
これで体につながっている管は、あと背中のドレーンのみ。
1本抜けるだけでも動くのが随分とラクになった。快適!!
こうやって1つ1つラクになっていくんだなあ。

術後10〜11日

入院して2度目の週末。
土曜日に先生と退院の相談。
背中の滲出液はまだちょっと多めだけど、もう月曜か火曜にはドレーンを抜いて、あとは通院で滲出液を抜きましょう、ということになった。
というわけで、最初の予定通り、遅くとも火曜には退院することになった。

もう体の方はすっかり元気で、友人がお見舞いに来てくれた時も2時間くらいベッドに腰掛けたままお喋りできた。
痛み止めも1日にロキソニン2錠程度で済むようになった。
もう飲まなくても大丈夫かな?くらいな感じではあるのだが、夜痛くなるのは嫌なので、寝る前には必ず1錠。
あとは、やはり歩くとドレーンの刺さっている腰が痛くなるので、歩く前に1錠、という感じ。
痛み止めを飲んで、少しでも歩いておきたい。

入院生活もあと数日。退院が待ち遠しい!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?