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乳がん記録 #18 入院生活に必要だったもの


入院生活を快適に過ごすためのアイテム

今日は、実際に私が乳がんの手術で入院してみて、「持ち込んで良かったもの」や、「失敗したもの」について書いておこうと思う。

まずはポケットWi-Fi。病院のWi-Fiが弱すぎて、せっかく持ち込んだiPadでAmazonプライムやらNetflixが見られなかったため、手術前日にポケットWi-Fiを契約。
入院中はたっぷり読書できるな〜、と思っていたが、集中力が必要なものは無理だった。
あまり頭を使わずにただ、あはは〜と見ていられる、テレビやネット、漫画などがちょうど良かった。
ちなみに、スマホやタブレットをベッドで長く使いたい場合は、充電器だけでなく延長ケーブルも必須。

次に、いつも使っている枕。
・・・と言っても、私の枕はニトリの安いやつで大したモノではないんだけど、やっぱり使い慣れている枕が一番。
最初は「病院の枕で十分でしょ」と思って持って来なかったのだが、病院の枕が硬すぎて、術後2日目に夫に持ってきて貰った。
一番辛かった1日目にあったらどんなに良かっただろう、と後悔。
初日から持って来ておくべきだった。
あと、「あれば良かったな」と思ったのが、退院後に同じ手術をした人に勧められて買った「抱き枕(これもニトリ)」。
左を向いて寝ると、再建した右胸が下に引っ張られて何とも言えない違和感があるのだけれど、枕を抱くと右胸が安定するため、とっても寝やすい。
ニトリの抱き枕は柔らかいので、胸が押しつぶされることもなく、仰向けの時も右の背中の下に当てるととってもラク。
これはかなりお勧め。
入院中にあったらラクだっただろうな。
※使用は担当医とよく相談してからにしてください。

そして食いしばり防止のためのマウスピース。
普段はあんまり使ってないので持って来なかったんだけど、夜中、痛みが強くなった時に物凄く歯を食いしばっているらしく、朝起きたら口の中が血の味して顎はガッチガチ。
これはちょっと辛いな、と思い、これも術後2日目に夫に持ってきて貰った。
マウスピースを付けて寝ると随分とラクになった。

あと、これは病院の設備にもよるけれど、私が入院した病院では、ちょうどお湯の出る機械が故障していたため、途中から電気ケトルを持ち込んだ。
術後3日くらいまでは、お湯を沸かしてコーヒー淹れて・・・みたいな心の余裕はなかったけど、長い入院生活の中で、いつも飲んでいる温かいお茶やコーヒーが飲める、というのは私にとっては入院中のQOLが上がる大事なアイテムだった。

最後はストロー付きのカップ。
入院経験豊富な母からのアドバイスで持っていったのだが、術後すぐは起き上がるのも辛いので、寝たままでも飲めるストロー付きのカップはとても重宝した。

あ、あと、ふりかけも必須です!(意外にご飯の量が多い)

不要だったアイテム

逆に準備したけど不要だったアイテム、失敗したアイテムもある。

まず、不要だったアイテムは「前開きブラジャー」。
ユニクロが、授乳中の人や乳がん手術をした人向けに作っている前開きのブラジャーを、入院前に慌てて3枚くらい買っていたのだけれど、退院日以外は一切着用することがなかった。
最初の頃はガーゼを当てているので付けられないのはもちろん、ガーゼが取れた後も、1日に何度も傷の確認があるので、面倒くさくて着けていられない。
あと、どんなに緩めのサイズを付けたとしても、やはりどうしても傷口に当たってしまうのでちょっと痛い。
ただ、病院内をウロウロ歩くようになると、パジャマだけだと乳首が透けてしまうのが嫌!という場合もあるので、私は病室から出る時は薄手のポンチョのようなもの(無印良品)を羽織るようにしていた。(カーディガンだと袖を通すのが大変)
ただ、前開きブラジャーは退院後は大活躍しているので、買っておいて損はありません。(サイズ大きめがオススメ)

次に失敗したアイテムは「普通サイズのパジャマ」。
まず、乳がんの手術では、毎日何度も何度も傷口の確認があるので、前開きパジャマが必須。
更に、腕が動きにくいため、脱ぎ着しやすい通常よりワンサイズ大きめのパジャマじゃないと厳しい。
病院のレンタルのパジャマでももちろん良かったのだが、できるだけ快適に過ごしたいなと思い、パジャマを2着購入して持って行ったけど、そのうち1着がジャストサイズだったため、脱ぎ着がしづらく、結局着なかった。
入院パジャマは大きめ、もしくは病院のレンタルが良いと思います。

以上、これから同じ手術をされる方に、少しでも参考になれば幸いです。


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