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消えない記憶

誰かといても

とても孤独だった

一人より孤独だった

なぜでしょう

それは心が通っていないから

昔々に味わった

そんな記憶が顔を出す

包もうとしても

私の力不足でしょうか

拒否されたような

心を閉ざされて

すべてを見せて欲しかった

でも恐ろしくて見せられなかったのか

本当はそんなこと

どうでもいいのに

心と心がすれ違い  

ボタンひとつの掛け違い

小さなことはやがて大きく 

収拾のつかないことに

一緒にいても氷のような関係で

見せかけだけを取り繕うもの

ふところの大きくない私には

耐えらない

弱虫と自分を責めたときもある

私さえ我慢すればと思ったが

ある時ポキンと心の折れた音がした

あぁ、そうか

あとはこころ壊れるだけ

もともと心は離ればなれ

あの時の孤独感

最初の感触は間違ってなかった

自分に嘘はつけないね

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