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やさしい詩

こころがあたたまる

あおい空いっぱいの

やさしい文字を集めてみる

そうしたらやさしい詩ができるものと思ってた

だけれども
そんな詩はどこにもない

こころの中に秘めている
かなしいこころがあらわれる

いつの間に
かなしい詩になっている

自分のこころを縛りつけ
やさしくしようと
無理をする

無理をしているつもりはないけれど
敏感なひとには見抜かれる

「無理しなくてもいいんだよ」

かなしくて、かなしくて
哭きたい気持ちを隠してる

本当は隠す必要ないはずなのに
人はみな何かを隠して生きている

みっともない、
ふがいない、醜い思いを隠している

そんなもの
みんな誰しも持っている

隠さなくてもいいはずなのに

やさしい詩を書きたいと思わなくなる

ありのままの自分を出せばいいんだよ

恨む気持ちも憎む思いも怒ることも

かなしくて泣きたくなれば哭けばいい
泪がこころを澄ましてくれる

ありがとうって思いを
持っていればいい

がんばらなくていいからね
肩の力を抜いてゆこう

それがいい
それでいい

そうしたらやさしい詩
書けるかな

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