睡眠は人生の3分の1を占めるとかなんとか。
ようやく我が家に上質なマットレスがやってくる。

結婚して数週間後のこと。契約した部屋の引渡しの諸々の手続きを済ませ、2人での生活が始まった日の夕方、1時間ほど車を走らせてIKEAに行った。

実家暮らしと寮生活同士でほとんどの家具を1から揃えなければならなかった。そのために費用がかかってかかって仕方ない。ひとつひとつをできる限り低価格におさめたかった。

サイズも構造もたくさんの種類がある中で、座ったり寝てみたりして硬さを確かめた。IKEAの閉店時間が迫っている。本当にこれでいいのかと検討する時間も十分にない。しかも今日購入しなければ寝る場所がない。

のびのび寝られるように、大きく広いものにしたくて、思い切って(というか調子に乗って)クイーンサイズを購入した。

大きい分、マットレスもフレームも重たくて仕方ない。2人で息を切らしながら2階の部屋まで運んだ。力には自信がある方だと自負していたが、全くもって無理だった。木のパーツが重たすぎた。
その日は疲れていたのでマットレスが圧縮された袋を開封し、シーツをかけて床に直置きして寝た。
今振り返ると若かったなあと思うし、あれはあれでいい思い出かもしれない。

だがしかし数年経つと何事も欠点がみえてくるものだ。

寝る時間や起きる時間がズレたときに、お互いの動きと振動が伝わりすぎる。
ベッドの端を向いて寝たい者同士だと、ひとつの掛け布団だと必ず争いが生まれる。
クイーンサイズの掛け布団は大きすぎて洗濯が大変。
ひんやりしたりもこもこしている敷パットが欲しくても、クイーンサイズは滅多にない。
（結果的にシングルサイズを2つ購入して、中央で重ねながら使った。）
めちゃくちゃバインバインして、包み込まれる感覚がないからから寝返りをしている感覚がない。

4年以上たち、フラストレーションが溜まりに溜まった夫が、ついに重い腰をあげて検索と比較検討を重ねてくれたおかげで、ついに買い換えることになりました！！！

ﾜｰｲ!!

さて、今使っているクソデカベッドは処分するのも大変だ。
そもそも組み立て式のこのベッドフレームをどうやって解体するのか。解体したものを捨てる日まで、この狭いアパートのどこに保管しておくのか。
重たすぎる木材を含むフレームや、やたらでかいマットレスを2人で運び出せるのか。

どうなることやら。

今度はシングル×2にして、お互いに独立して寝ることで快適な睡眠を手に入れるんだ。
とても楽しみ！！！

ｵﾜﾘ