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心が動く体験をぜひ/1228 CROWN ROAD in Zepp DiverCity に向けて

初めて、CROWN POPの単独ライブを見たのは2022年4月30日@神田明神ホールで行われた「神田にて」でした。

1部、2部両方に参加するぐらいなので、初めてのライブ参戦といえど、そこそこの熱量はあったわけです。この数週間前に参加したイベントでの満足感は高かったし、主にあいたんのスタコミュのコメ欄にも参加してたし、自分はCROWN POPが好きだという自覚は十分だった、と思います。

けれど、この日、CROWN POPが全力でぶつかった単独ライブを目の当たりにした、その瞬間から何かが変わったような気はしています。もともとあった「好きだ」という気持ちが、それだけじゃない何かに。

何かってなんでしょうね?

僕らは日々、言葉を使って、言葉に囲まれて、言葉で人を励ましたり、感謝したり、あるいは傷つけたり、苦しめられたりしながら生きています。
けれど、言葉って不完全だなって、いつも思うんです。自分が感じていることすら満足に現すことができやしない。現せないどころか、無理に言葉にすれば、気持ちが不完全な形を得てしまって、本当の姿じゃないままに可視化されてしまいます。

あの日、CROWN POPの素晴らしいステージを見て、アンコール挨拶を心に受けて、何かが変わったわけで、うずくような気持ちに矢も楯もたまらず感想を書いたりもしてみたわけです。

誰にでもそういう、なんだかわからないけれど心が動く瞬間ってあるんだろうと思うんです。もしかしたら、そこが人生の岐路になったりして、もっと暖かな日々を過ごせるようになったり、あるいは人の輪を大きく広がったり。進学するとか、就職するとか、半ば強制的に人生が変わることもあるけれど、そうではなくて気づいたらそこが分かれ道だったなというような体験。

小学生の頃、大雪が降った日があって。そんな日に限って忘れ物をしたんですね、何だったかはおぼえてないけれど。
当時の僕は、担任の先生ととにかく仲が悪かったので、彼女はここぞとばかりに(か、どうかわからないけど)「取りに帰りなさい!」と叱りつけるわけです。脛まで埋まろうかという、自分が住んでいた地域ではめずらしいほどの大雪なのに。

半分、べそをかきながら帰ったのかなあ。すごく悔しい想いをしながら、雪道を10分ぐらい歩いて、家にたどりつきます。学校から帰ってくる時間でもないのに、ずぶ濡れになって帰ってきた末っ子に母は驚きますが、おそらくすぐに察しがついたのでしょうね。やさしく、やわらかく、「ゆっくり戻ればいいよ」と声をかけてくれました。

もともとコーヒーとか紅茶とかココアとか、そういうものをよく飲む家ではあったのですが、このときに母がいれてくれたミルクティーが、今思えば自分の人生においてすごく大きな一杯だったように感じます。
それがどんな風においしかったのか、うれしかったのかは、うまく言葉にできないけれど、マグカップに注がれた紅茶がすごく温かくて、その後もずっとずっと心に残りつづける、そんな感覚。
そこから、紅茶が自分にとって特別な飲み物になったような気がします。
(ちなみに担任の先生とは和解することなく卒業までケンカしつづけてましたね)

長々と何の話だって感じですけど、2022年4月30日の「神田にて」は、僕にとってあの日のミルクティーと同じような体験だったのかもしれないなと思うんです。

いろいろな偶然が重なって、装置が整えられて、そしてあふれる想いを届けてくれる人がいて。そんな風にいくつかの条件が重なったとき、言葉にすることもむずかしいような、けれど、いつまでも心に残り、人生の伴走者となってくれるような体験が訪れるのかもしれません。

2023年12月28日(木)
CROWN POPは大きな大きなライブ「CROWN ROAD in Zepp DiverCity」を開催します。2023年、大きな決意をもって活動に臨み、さまざまな体験を重ね、そして全国10カ所にも上るツアーで一回り大きくなったCROWN POPが気合いも十分に、私たちにあふれる想いを届けてくれるステージ

これが、どんなライブになるのか。見る人によって、その受け止め方はさまざまになるだろうけど「条件」は揃っているような気がします。

もし、CROWN POPがどんなステージを見せるのか、少しでも気になっている人は、ぜひ、どうかZepp DiverCityへ足を運んでください。

きっと心にとどまる、そんなライブが見られるはず。クラポじゃなければ味わえないような、そんな素敵な体験を一緒に味わいましょう!!


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