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2023年の節分は山にある海の底でカレンと過ごしました

節分はカレント山の散歩です、そして今日は山の海にある栓石を訪ねます。

普段は上部の写真のように栓になる大きな石が真ん中にあり、その周りにはストーンサークルが取り囲んでいます。横たわっている倒木は長く水の中にあったような、海を渡ってきた流木のような顔つきです。

ここは山の中です、標高300メートルほどの山の頂上から少し降りた森の中を降ったところに広場が忽然と現れます。
山道から外れて木々の中を歩くので、ほとんどの人たちは見ることも知ることもありません。カレンと二人で歩いて森の中に入ってみつけました。

年間に何度か水が溜まり50メートルを超える大きな海が現れます、栓石は海の底に沈んで見えなくなります。
1週間もせずに水は消えてゆくので、山の海を見ることができる人はほとんどいません。

海の水が無くなると栓石が現れて、そこの周りだけ水が残り、どんなに日照りが続いても乾くことはありません。

どうやらこの大きな石が山の海の栓になっていて、水を溜めたり流したりして山のバランスを調整しています。それによって土砂災害を防いだり、水の枯渇を防いでいるようです。

目に見えない世界と現世を繋ぎそれぞれの世界が干渉しないようにする要石の役割も持っているようです。

山の海に溜まった水は栓石が調整して地底にある大きな川に流され、地上の川とは違うルートを通って地中の生物たちを潤し海へ向かいます。山の養分を含んだ水は土中の生物を活性化させ命を増殖させます、山から得た養分の中には地球から託された生物のアップデート情報もアーカイブされて入っています。

それを手に入れた微生物は解凍して自身をアップデートします、それを摂取した植物もアーカイブデータを解凍して自身をアップデートします、進化した植物を鳥や動物が摂取してアーカイブデータを体内に入れます、そして自身をアップデートします。

ただし、人間がアーカイブデータを解凍して進化しようとする時にはちょっとしたコツが必要になります。体が変化するので少し痛みや熱が出るなど不具合が起きます、それを和らげたり、正常に導くための食物や習慣があります。

それが節分や節句に食べるものや菖蒲湯に入るなどの習慣が不具合を調整して正しいアップデートに繋がります。

昔の人たちはきちんと進化の仕組みを理解して暦の中にいれていたのです。

この頃は体にちょっと不具合が起きるとすぐに病院へ行ってお薬を飲みます、そうすると正しいアップデートができなくなり次回に持ち越されます。
余り溜めすぎると大きな不具合になりますのでお気をつけください。

と山の海の要石が教えてくれました。


「さあカレン、喉を潤したら帰るよ」

なんとも不思議な話でしたが道理にはあっているような気がします、節分や節句の行事の意味も人間が進化するのを手助けすることと考えると腑に落ちるような気がします。

そういえば正しくアップデートできずに進化が停滞した人たちが我欲に走り、愚かな争いや、忌まわしい騒動を繰り広げているのかと思えば辻褄が合うような。

正しく進化できないと停滞と崩壊が始まります、進化した世界では必要ないのです。寿命を失った考えや思い、宗教や哲学や道徳すらも最後の足掻きで大騒ぎをして崩壊を始めるでしょう。

今日は節分、明日は立春、新しい年が始まります
おめでとうございます


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