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「グレートハック」今を生きる人にとって必見の映画。見聞きしたものをどう捉えて、生きていけばいいのか?

Netflixの「グレートハック」は、現在生きる人にとって必見の映画だ。
特に、IT業界に身を置くのなら、見てないことはその手のビジネスをする価値すらないと言えるほど必見の映画。

よくこんな映画が作れたものだ・・・製作陣は素晴らしいの一言。
しかし、これが実態、

ありとあらゆる情報が捏造される。
ネガティブキャンペーンが拡散され、人は人を貶めようとする。
判断するための事実情報を他人やウェブ上の情報に委ねることは本当に危険だ。

そして、また怖いのが、仮に事実でないとしても、それが進むことによって恩恵を受ける人もいる場合があるということ。


目立てば叩かれ引き摺り下ろされる。そこに経済合理性があろうがなかろうが、そんな世の中が待っている。無料で無制限に簡単に情報を拡散させてしまう。今のソーシャルウェブ社会がある限り・・・

現時点から、捏造された世界と、そうでない世界。大きく違う世界が未来にはある。しかし、その捏造だという判断も一視点からであり、違う視点からはまた違う世界に見える。

世界は、多面的に、しかも時間軸で多重進行しながら、真実は相対的に変化しながら、動いていく。

情報に翻弄されながら、どこに足をつけて、何を拠り所として歩んでいったらいいのか・・・
真面目にそれを考え出した時、恐怖しか残らない・・・

しかし、歴史を振り返れば同じことはいつの時代も、どこの国にもあった。

王権が交代、下克上、他国が占領。支配者が変わるたびに、その国が培っていた中で、新しい王にとって不都合な書物、伝聞は、焼かれ、書き換えられ、言い換えられてきた。今の世に伝わる英雄が、当時英雄足り得たのかは、誰にも分からない。

そして、ビジネスの世界では、新しい製品やサービスを拡販する際、そこには大げさな喧伝がセットとして世に出回る。それがやり過ぎかどうかという判断は、人間的な感情によって決められる。

そこまで綺麗になるとは思えない化粧品の広告、そこまで絶大な効果が発揮するとは思えない健康食品、圧倒的な性能差があるようには思えない割高の電化製品、そうしたプロモーションは至る所にある。

世界はどこから変わったのか。

1995年Windows95とYahoo!の誕生。そこから24年。この1995年が世界がそれまでと、いまとを分け距つ、1回目のハードフォークだ。

2007年、3年前に現れていて巨大になりつつあるfacebookに加えて、この年iPhoneが誕生。これがいま私たちが日常みる「いつでもどこでも、無料で無制限な情報」の世界を産み出した。2回目のハードフォークだ。

みなさんは、この写真を見て何を思うだろうか?

おそらく、ほぼ全ての人がこう思うだろう。「かつての高度経済成長、生き過ぎた大量生産、環境に配慮のない工場、人にとって有害な煙を空へ垂れ流してしまった時代」だと。

実はいま、これと同じことが起きているのだと思う。

空へ向かってモクモクと吐き出されている汚れた煙と、日々無料で無制限に拡散されている現在のソーシャルウェブの投稿は、まったく一緒なのではないか?ということだ

1995年のインターネット、2007年のスマホ、無料、無制限、インプレッションという大量生産頼りの広告産業による世界への拡大

ソーシャルウェブという工場が、日々、モクモクと世界を汚染している。

大量生産によって、車もテレビも洗濯機もあらゆる製品が安くなった。それによって買えるようになった。結果として豊かになった。その代償として、人類は、環境を失った。

大量生産(消費者によって)される投稿によって、人はより繋がり、簡単にあらゆる情報にアクセスし、クリック一つでなんでも手に入るようになった。結果として豊かになった。その代償として、人類は、心理的安全を失った。

ソーシャルウェブという工場が、日々、モクモクと世界を汚染している。

ソーシャルウェブという公害への対応を、いま我々は求められているのだと思う。

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Noritaka Kobayashi, Ph.D/小林...

bajji Inc. CEO / 社会変革プロデューサー。グローバルで通用するイノベーターを増やしたい。/ BBT大学准教授 / 野村総研→GREE→海外で起業、創業7社目。現在はブロックチェーンを活用した新しいSNSを展開中。2019年から映画監督始めました。無類の粒あん好き。

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