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最好映画。 134 「どぶ鼠作戦」 1962年。

独立愚連隊シリーズの後に作られた似非戦争映画。敵味方の中を駆け回る特務隊の活躍を描きます。佐藤允・加山雄三・中谷一郎・中丸忠雄・平田昭彦・江原達怡・夏木陽介・水野久美、と役者さんもスタッフも同じですが、「独立愚連隊」「独立愚連隊西へ」からさらにアップグレード。藤田進・田崎潤・砂塚秀夫・田中邦衛と加わった上に、最初から佐藤允が中国部隊隊長役という複雑さw なのですが、二度も観ているので、不安感がありません。ちょこっとだけ沢村いき雄・小川安三・中山豊が出てくるだけでニヤリとしてしまいます。戦争批判を戦争映画の中で行う大胆不敵さと、佐藤允と中丸忠雄の化かしあいが。これこれ、これが観たかった!という気分にさせられます。発破の仕掛けも壮大で、ラストは画面全面が煙だらけというものすごい状況。これが二本立てて毎週のように流れていたなんで、日本映画ってすごい時期があったんだな、と思います。痛快と言い切るのは申し訳ないラストですが、「あるのかないのかわからないけど、極楽で!」と駆け去っていく佐藤允と特務隊が消えてゆく様は泣けます。戦争映画のコーナーにDVDはあるはずです。


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