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最好映画。199 「フィールド・オブ・ドリームス」1989年。

2021年8月のMLBイベント見て記憶を掘り出された人いっぱいいるはずですよね。映画の舞台となったダイアーズビルの野球場でホワイトソックス 対 ヤンキースの試合を開催したんです。ケヴィン・コスナーがとうもろこし畑から出てきて「ここは天国か?」ってセリフ特典付き!1989年の公開時に観て、なんだか不思議と面白かった映画です。不思議なのは実は言うほど劇的なところがないからです。この映画の中で1番激しいのは、主人公の奥さんが、有害図書を取り締まる小学校の親の集いで、リベラル派を言い負かした勢いで廊下を滑ってガッツポーズするところ。野球のシーンとか先の「ここは天国か?」とか、娘ちゃんの可愛さとか、キャッチボールとか、いろいろ楽しいシーンはあるんですけど、この映画思い出すのは、彼女のガッツポーズなんですよね。ダンナより奥さんの方が元気で苦難も耐えて、どう考えても彼女の方が主役向き笑。この時期の映画って、やたらと劇的に何か起きてたし(今もですけど笑)、主人公は悩むけど全部自分で解決するよう頑張ると言うのが定番でした。なのに、変えられない過去にイジイジして、周りの助けと「声」によって助けられる主人公という、不思議な映画なんです。監督のフィル・アルデン・ロビンソンは、この映画で一躍時の人になって「スニーカーズ」「トータルフィアーズ」と立て続けに映画を撮った方。いずれもサスペンスなのにほんわかする映画ばかり。芯から悪意のある人物が出てこないことが特徴かもしれません。ケヴィン・コスナー主演映画の中では出色でした。ジェームズ・アール・ジョーンズ、バート・ランカスター、レイ・リオッタ、渋い中の渋さのキャストに、奥さん役、エイミー・マディガン。「ストリート・オブ・ファイヤー」の相棒役とは全く思えないですけど、ホントに良かった(⌒▽⌒) 2021年のMLBイベントを合わせて見るとワクワクすること間違いなしです。


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