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最好映画。188 「I Am Easy To Find」 2019年。

「人生はビギナーズ」「20センチュリー・ウーマン」のマイク・ミルズ監督。ザ・ナショナルのアルバムと同時発表の26分のショートフィルム。モノクロで、ひとりの女性の一生を描いています。「エクス・マキナ」「トゥームレイダー ファースト・ミッション」のアリシア・ヴィキャンデル主演。1ショットで表される各年代の表現がシンプルだけど、わかりすぎてスゴい。アルバム(1時間の内容)なのに、26分なところがスゴい。赤ちゃんから老婆までをアリシア・ヴィキャンデルが合成でも吹き替えでもなく一人で演じてるのがスゴい。グレー豊かなモノクロ映像。セリフはほとんど聞こえず、字幕で時代と現象を示しているのみ。事件は起きるけど、ドラマチックにもならず、淡々と人生の事象を描写しています。クスッとするところも、ええええと思うところも量は少なめなんですけど、繰り返される電話や指先で触れる表現がたくさんあって、最後泣けてきちゃったのは不思議でした。このアルバムでこれをやろうと決めた人たちがスゴいな、と思いましたし、短編にミュージックビデオに映像表現ってまだまだ引き出しあるんだな〜と思いました。Youtubeで全編観れます&監督コメンタリーもあったので、お時間許す方はぜひ。

I Am Easy To Find
https://youtu.be/ifElv18k2O8

I Am Easy To Find マイク・ミルズのコメンタリー
https://youtu.be/ngh94k_sO2M

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