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最好映画。195 「イエスタデイ」2019年。

「ノッティングヒルの恋人」「パイレーツロック」のリチャード・カーティス脚本、「トレインスポッティング」「スラムドック$ミリオネア」のダニー・ボイル監督、文句があるわけがない組み合わせの映画。ビートルズがいない世界で、自分だけがビートルズの曲を知っていたら?パクリでもなんでもない、オリジナルで世界を制覇できる:(;゙゚'ω゚'): そんな妄想を完全実現した、誰もがハッピーになれるお話です。元教師の売れない歌手と、幼馴染の押しかけマネージャー。2人の物語に本物のエド・シーランが絡むという、イギリスの、それもサフォークで考えられる最高の組み合わせ。天才扱いされていく主人公のジャック・マリクをこの映画が初主演のヒメーシュ・パデルが、彼の才能を信じて疑わない幼馴染のエリーをリリー・ジェームズが演じています。主人公の生演奏をそのまま使うというのはダニー・ボイルマジック。リリー・ジェームズが可愛くて仕方がない(⌒▽⌒)。「ベイビー・ドライバー」のヒロイン、「ウィンストン・チャーチル」の私設秘書と言えば思い出してくれる方も多いと思います。美人で頭の回転の早い、クールな印象だったんです。でも今回は全く違う距離感の幼馴染を好演してます。あれ?こんな身近な感じの子だっけ??って思うくらい。こっちがダニーボイルマジックなのかもしれません。副音声で「Fワード抑えるの大変だったよ!」って楽しそうに語りまくるリチャード・カーティスの脚本力全開!深刻そうなシーンでもすぐジョーク言わせるし、くすり笑いを紡いでいく感じがすごくて、伏線も言葉遊びも回収してくれます。ダークな仕掛け大好きなダニー・ボイルがそれを抑えているのがはっきり分かります。こんな映画作れるのは当たり前ですよね、いつものクセさえなきゃ笑 「ヘイ、ジュード」を「ヘイ、デュード」に悪気なく改変させたエド・シーランを悪く言うくだり大好きです。荒唐無稽な話を絶妙な仕掛けで、それがあるならイイよね、この世界も!って思える脚本はホントーーーーに素敵です。iTunesエキストラには当初バージョンのエンディングがあるんですが、もー誰が何と言おうと、採用されたエンディングが最好です。これに決めた脚本・監督が偉かったと思いますヽ(´▽`)/なんのことやらだとは思いますが、ビートルズわかんなくても笑えること必死(私もマニアではないですし)ですので、ぜひ騙されたと思って一度観てください!


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