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本と音楽、そしてエッセイ

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好きな本や音楽、そして育児に日々などについて綴っていきます
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記事一覧

こんな時はマンガを読もう!みんなのおすすめをまとめました(全36作品!)

「サバティカル休暇」はマンガを読みたいな、とツイートをしたら、皆さんから、とても面白そうなおすすめマンガをたくさん紹介してもらったので、まとめてみました!多様なジャンルの作品を紹介頂いたので、読みすすめるのが楽しみなリストですね。Amazonの作品紹介も引用してみたので、興味を惹かれた作品を読んでみてください! ブルーピリオド"成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心

今月のおすすめ本(20年2月)

買った本や読んだ本について毎月まとめていきたいと思います。2月は任天堂関連の本をよく読みました。ほんと学びがたくさんあります!ビジネス関連だけでなく、民主主義のあり方を考える本、仏教や思想を考える本など最近の関心に沿っていろいろ買いました。 任天堂"驚き"を生む方程式大成功を収めたWii開発に込めた岩田さんはじめとした任天堂関係者の思いを分かりやすくまとめています。 任天堂ノスタルジー「枯れた技術の水平思考」で著名な横井軍平氏についての本。 雨天炎天久々に読みたくなりK

「内面の葛藤」はそれ自体では解けないということ

元の記事を書いたのはすでに2年半も前。長女の育児に追われ、仕事とのバランスをどう取ればいいのか悩んでいた頃です。自分にとっての仕事の位置づけも大きく変わりました。「内面の葛藤」それ自体は形を変えてずっと残りますが、仕事と育児をバランスさせながら、そこにどう向かい合っていくかはその時々で変わっていくのかなと思っています。 ------------------------------ この記事で書いたように、仕事も含めて改めて人生の意味みたいなものを考える時期になってて、久々

エクセルに残された神田さんの痕跡

30歳になった年に日系メーカーから外資系IT企業のコンサル部門に転職した僕は、一言で言うと「使えないコンサル」だった。プロジェクトマネージャーの話がぜんぜん理解できなかったし、まともな資料作りひとつできなかった。案の定リーマン・ショックのすぐ後に会社の業績が悪化すると、リストラのプログラムが動き出し、僕もその対象候補になってしまった。 なんとかリストラを避けようと社内での異動の可能性を必死に探り、見つけてきたのがコンサルタントやエンジニアの稼働を管理する間接部門。「稼働率管

僕のエントリーシートを公開します(00年ロッキング・オン社)

ありがたいことに多くの方にブログを読んで頂いていて嬉しい限り。少し箸休め的に僕の就活について。 巡り巡っていまはIT産業で働いているけれど、僕の就活の時の第一希望は出版社だった。その中でも第一希望だったのがロッキング・オン社。洋楽人気も落ち込んでいるし、いまはフェスの「ROCK IN JAPAN」の主催者としてのほうが通りがいいかもしれない。 ただ、僕の高校生の時には、ちょうど米ではNirvana、英でもOasisなどをはじめインディー・ロックを代表するバンドがたくさん生

なんであんなに仕事に熱中してたんだろうか?

※過去別のブログに書いたものを加筆・修正しています 育児をしていると、自分の人生観みたいなものが組み替えられていくのを実感する。今年1年は、仕事より育児・家事の比重が間違いなく高かったのだけれど、そういう生活を続けていると、24時間仕事のことばかり考え、毎日少しでも経営を良くするにはどうしたらよいかと格闘していた時のことがずいぶん遠くに感じられる。 特に前職は、売上数千億円の事業のターンアラウンドという要素が大きく、細部まで張り巡らされた経営管理の仕組みを精緻に動かしなが

最近のおすすめ本 - やはり「破天荒フェニックス」は面白かった!他

最近読んだ本から読みかけの本まで、おすすめ本を定期的に紹介していきます。今回は5冊です! 破天荒フェニックス遅ればせながら読んだ「破天荒フェニックス」ですが、やはりとても面白かったです。個人的にリアルでいいなと思ったのは、徹底的に「意思決定」を巡る物語であること。ギリギリの状況で「これしかない」と社長が決めてそれをCFOが支える。これこそ経営だなと思います。それにしてもこれほどシビれる決断をし、それを財務面から支えた経営陣2人の情熱と胆力は素晴らしい。 企業変革の実務元マ

育児とはマネジメントである

娘は毎日すくすくと育っていて気づいたら1歳半。仕事と育児に追われる生活を続けながら重要な気づきがあって、それは、育児とはマネジメントである、ということ。 多くの人は育児や家事を「作業」と思っている。しかも偏見のある人からすると「単純作業」なのではとすら思われていたりする。でも、実際に育児をやっていると、こうした考え方がどうもぴんとこない。「単純作業」だとしたらなんでこんなに毎日疲れるんだろうか。 で、改めて考えてみると、育児は意思決定の連続だということに気づく。毎日めまぐ

大橋トリオがもたらすおだやかな希望

Spotifyの多彩なプレイリストやリコメンデーションで、いままで知らなかった良い音楽に触れる機会が増えているのだけれど、去年知った「大橋トリオ」がいまの僕の心象風景にぴったりで好んでよく聴いている。 彼の歌の素晴らしさはその物語喚起力だ。耳を傾けていると、目の前の世界や自分自身が、ひとつの大きなストーリーの一部として「切り取られる」感覚がある。そう、まるで短編映画の中に引きこまれたように。 そこで喚起されるのは、決して大仰なわざとらしいストーリーではない。現実と地続きで

育児とは「クリエイティブ」である

以前こんな記事を書いた。毎日育児と仕事でヘトヘトになりながら、なんでこんなに疲れるのか?と考えたら、育児が意思決定の連続で、まさにマネジメントが求められるからだとある日気づいた。 なので「育児とはマネジメントである」と。あと、記事にも書いたけど、育児というと「単純作業でしょ」みたいな認識を持ってる人はいまだに多いので、そうじゃないんだよ!と主張したいのもあった。 それからあっという間に時間が経って、娘ももうすぐ3歳。言葉がどんどんうまくなって、いまや普通に会話が成り立つ。

娘が生まれた日に「王将」で思ったこと

娘が生まれた日のこと。 深夜に病院に向かい、早朝に無事産まれてきた娘が、元気よく体を震わせながら泣いているのを見た時、深く感動した。でも、それはいままで味わったことのない「感動」だったから、そこにうまく言葉は与えるのは難しかった。 助産師さんに抱っこさせてもらって、自分の胸元で娘がふるふると動いている姿の記憶は今でも鮮明だけれど、これまた、ただ感動したとしか言えない。本当に心を揺さぶられたことをうまく表現するのは難しい。 その日は有給を取っていたので、奥さんとしばし感動

SHISHAMOがほんとに好きなんです

みなさんSHISHAMO聴いてますかー? 最近SHISHAMOがほんとに好きで、毎日聴いてます。特に「明日も」が素晴らしくて、聴くたびにぐっときて涙ぐんだり、励まされたりしてます。 「チャットモンチーとaikoが手を繋いで元気に走り抜けていく」感じの見事なバンドで、去年紅白でその雄姿を見てからすっかりファンです。 いまの若い人たちって、優秀な人がすごく多くて、ビジネスからスポーツ、そして音楽まで共通しているなと。私の世代みたいな「屈折」がないんですよ。そう、ルサンチマン