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若者「こそ」挑戦しにくいよねと思う理由

「若者は挑戦せよ!」というメッセージは最近のネットでもよく流れてきます。若い頃は失うものがないし、だからこそ自分のやりたいことに全力で挑戦せよ、と。

ただ、私自身の話をすると、若い頃「こそ」挑戦できなかったですね。だってあらゆることに経験値がないし、結果がどうなるか全く予想がつかないから、不安でしかたがない。挑戦しろと言われても無理ですよ、という感じでした。

もちろんそうでない人がいます。若くして果敢に革新的なことに挑戦し続け、社会的にもインパクトのある大きな成果を出せる人。

私が思うのは、こういう人は若いうちから「たくさん失敗できる人」なんですよね。失敗への恐怖が少ない人というのはいて、そういう人はとにかくたくさん試行して失敗するというサイクルを繰り返せる。その結果ここが勝ち筋だ、というポイントを見つけて、それを成功に結びつけていく。

こういう失敗が怖くてまったく試行できなかった私は、結果として若い頃は挑戦できませんでした。でも、20代、30代にいくら避けようとしても起きる様々な失敗や苦い経験を経たことで、今なら新しいことに挑戦する場合でも、リスクがどの辺にあるか、そして勝負どころはどこにあるのか、というのをある程度予測できるようになりました。

これはとても大きな変化です。私のような失敗を恐れる、そしてプライドだけは高いタイプは、何かに失敗した時のリスクを過剰に恐れて足が止まってしまいがちです。でも、予め将来のリスクをある程度見積もることができるならば、それをもとに「いま」挑戦する勇気が湧いてくる。失敗してもひどいことにはならなそう、というのがわかるからです。

これは例えばキャリアの面でも良い効果をもたらしてくれます。

このツイートのように、普段から転職エージェントに会ったり、Linkedinなどで転職情報を参照していれば、どの企業で、どんなポジションで、いくらいくらの年収貰えそうか、という自分の「市場価値」を具体的に測ることができます。

その結果として、上に書いたように未来のリスクを見積もることができるので、いま働いている場所で「リスクを取る」ことができる。仕事で成果を出すにはリスクを恐れずに行動することが大切ですから、これは結果的に仕事での評価を高めることに繋がったりします。

ということで、もしいま不安から挑戦できない若い人がいたら、若いときはそういうものだし、少しずつでも失敗を重ねていけば徐々に挑戦できるようになりますよ、と言ってあげたいなといつも思っています。

(おまけ)
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