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タイトル説明 何故「座標軸」というタイトルをつけたか。(9)「視野」「視座」「視点」

「視界」は見る人がいる場所から360度ぐるりと見える範囲
「視野」はその人がある一定方向を向いている時に見える範囲
「視座」はその人が見ている場所
「視点」はその人が見ている対象

こんな解釈で私はいる。この解釈に基づいて話をする。
 座標面において「視界」は座標面全体になる。
「視野」は「視座」によって変わってくるから、先に「視座」の話をすると、「視座」は座標面上のどこでも「視座」に成り得る。座標面の一番上から下を見下ろす形でもいいし、逆に一番下、闇の世界の底から上を見上げる形でもいい。あえて名前を付ければ上の「視座」は「神様の視座」、闇の底からの「視座」は「悪魔の視座」とでも言おうか。
 一番上と言っても、座標面の一番右上から見下ろす景色と一番左から見下ろす景色では、見え方が違ってくる。座標面の横から真横を見る「視座」もあろう。これは「人間の視座」である。「神様の視座」は遠くまで見通せるが、「人間の視座」はより人間に近い、寄り添った「視座」と言える。いろいろな「視座」から見えるいろいろな風景、それが「視野」ということになる。
 また「視座」の違いによって、「視線」の当たる場所「視点」が違ってくる。見る対象を「点」ではなく、「球」と考えると、上から見える姿と横から見える姿、下から見える姿は同じではない。同じものの違う面を見ていることになる。光の部分もあれば陰の部分もある。どちらも同じものだが、印象は正反対だ。
 この「視る」という要素を座標面で、私は目のイラストで表現した。その目をいろいろな位置に動かし、あるいは角度を変え、「視野」「視座」を表した。
 

この「視野」、「視座」、「視点」という考え方は、創作の分野で役に立つと思う。次回はそのことをお話する。


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