第三十三番 袈裟山 千光寺(高野山真言宗)

高山市丹生川町下保一五五三

本尊　千手観世恩菩薩(秘仏一寸八分身)

霊跡は一千六百年前、両面宿儺が山を開いたと伝え、修禅観法の道場としては一千二百年前弘法大師の弟子真如親王の開基です。

一山に七堂伽藍十九院坊を有しましたが四百五十年前、武田軍来攻により一山焼失。

現在の堂宇は高山城主金森公によって建立されたもので、

本堂の天井には狩野深雪の描いた龍(県重文)を観ることができます。

江戸時代に円空上人が永く逗留造仏し、六十四体の円空仏と他の寺宝を拝観できます。
(御朱印の余白説明欄より記載)