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IR(impulse response)Loader を使ってみた

コロナ禍の中、リハスタに入りずらい日が続いています。自宅の練習環境でも、リハスタと同じような臨場感がある音を出せたらと思い調べてみました。ちなみに、自宅では音がでせないのでヘッドフォンを使っています。

Cabinet Simulator(Speaker Simulator)

キャビネットから大音量で鳴らしたときの音をシミュレートしてくれるもの、つまり、これを使えばリハスタと同じ臨場感がある音を自宅の練習環境でも再現させることができます。
Cabinet Simulatorは、専用機器(ハードウェア)や、マルチエフェクタやDAWのプラグインとしてバンドルされたりしています。
手持ちの機材で、使えそうなものを試してみました。

プリアンプのキャビネットシミュレーター

愛用しているプリアンプ(EBS MicroBassⅡ)に「Spkr Sim」という名前のCabinet Simulatotが付いています。側面のボタンを押すと、シミュレートされた音がバランスアウトへ出力されます。ハードウェアで処理されるのでレイテンシはないのですが、かかりが浅いというか、もっと効果がはっきりとわかるものが欲しいと感じました。

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マルチエフェクターのキャビネットシミュレーター

ZOOM MS-60B のアンプモデリングのパラメータの「CAB」でキャビネットが選べます。手軽に使えるのが嬉しいです。音に膨らみが出てキャビネットから出た音に近い感じになるのですが、もう少し音に締まりがあった方が気持ちよく弾けると感じました。

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そこで、IR(impulse response)Loader 登場

いろいろと調べていくうちに、IR対応のキャビネットシミュレーターのことを知りました。
IR(impulse response)とは、機材や空間の音響の特性をデータにしたものです。キャビネットの種類や、マイクの種類やマイキングの位置、床や壁面の材質(音の反響)などの情報が記録されています。
イメージとしては、こんな情報が詰まっています。
(図はAmpliTube 5のキャビネット設定画面)

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この IR(impulse response)を読み込んで、再現してくれるのが、IR(impulse response)Loaderというものになります。

STL NadIR(IRLoader)

早速、フリーで使える NadIR というIRLoader のプラグインを試してみました。

IRもフリーで公開されているものを利用しました。

実際に使ってみた

実行環境
Cantabile Lite に NadIRプラグインを導入
NadIRは単独では動かないので、VSTホストの Cantabile Lite に導入しました。

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NadIR にフリーのIRを導入

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有名どころのキャビネットのモデリングが揃っています。

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EBS MicroBassⅡとEBS PL 410 を組み合わせてみた

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ProLine 410の実機はこちら(ご参考)

Hartke Bass Attack 2とHartke XL410を組み合わせてみた 

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410XLの実機はこちら(ご参考)

この2つ、本物のキャビネットを使ったことがないので、どれだけ忠実に再現されているのかはわかりませんが、とにかく弾いていて楽しいです。
かなり満足!!

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