ウナギ専門店のウナギだけ食べるべきなのか

ウナギが捕れなくなる中、大量消費をやめようという意見が出ています。

しかし、やめるべきはスーパーなどの安い大量消費物で、ウナギ専門店は守らなければならないという意見もたくさん見ます。

そうでしょうか?

現状、ウナギ専門店はこの危機的な状況で十分な努力をしているように見えないのですが。

本気でウナギを守りたいのなら、それでももちろん経営はあるのなら、たとえば、一日限定何食にできないのでしょうか。それ以外は必死にウナギのかば焼き以外のメニューを考えて提供してはいかがでしょう。日本中のウナギ専門店がめいめい知恵と工夫を絞れば、すばらしいメニューも出てくるのではないでしょうか。

土用の日もみんなで仕組みを変えてはいかがでしょう。ウナギウイークと1週間くらいの期間にするとかいろいろ考えられます。その週だけは一日の量を増やすくらいはいいでしょう。

たとえば我が家でもごくたまに食べますが、一回につき四人で一匹です。一人一切れです。今の状況を考えるとなんかそれくらいが心穏やかなのです。

果たして専門店はこの要望に応えられるのでしょうか。家族四人で行って、ウナギは家族で1匹を分けて、後はほかのメニュー。

あるいは、一人で行っても、ウナギは一切れだけ、あとはいろいろ工夫した定食。そんなのありますか?

高いとかいうより、心苦しくて食べられない人にどうやって提供するか考えられているのでしょうか。

もうやってますというなら、すいません、知りません。もっと宣伝してください。

自分たちこそがウナギ文化を守る中心だというのなら、未来までずっとウナギを楽しむために今すべき道を示してほしいのです。

もうみんな自分の生き残りに必死で、国産ウナギは需給がめちゃめちゃになっているようです。

“不漁”のはずが…国産ウナギが余っている!? 「土用の丑の日」目前に異変 - FNNプライムオンライン  

 ウナギ専門店が「大手は販売を控えよ」とだけ言うのなら、ウナギは全滅します。

それはそれこそ政治家たちと癒着を進めてしまいます。ウナギ専門店で食べられる政治家たちは「ウナギは守らなければならないが、わしらはここで食べて文化を守らなねば」と、専門店を今のままで守り続けることになります。

その状況で大量消費物だけやめろなんて実現するわけがありません。

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