日本の働き方改革が進まない典型的思考

ミライ: こんなブログ見かけました。

フツクロウ: ホウ。

ミライ: すっごいいいこと言っているんですけど、このブログに日本の闇が見えるというか。

フツクロウ: ホホウ。

ミライ: 全体としては、

アメリカの指揮官は、毎日確実に8時間の睡眠をとることが義務なのに、
自衛隊の人達は、徹夜で頑張るそうです。

という例をはじめ、

徹夜しない、過重労働にしない、という労働環境を整えることが最優先

と、ごもっともなご意見なんです。

フツクロウ: うむ。

ミライ: が、そう書きながら、こうも書かれてます。

人間は、100%ではありません。
悲しくても、つらくても、怒っていても、能力は低下します。
だからこそ、助け合いが必要です。
無理して1人でちゃんとしようとすると、それこそ無理が生じます。
だから、自分の不調を話せる相手、自分の不調を感じてくれる相手がいた方がいいです。
そういう人が、仲間です。

フツクロウ: うーむ。ごちゃまぜじゃな。

ミライ: はい。「徹夜しない、過重労働にしない、という労働環境を整えることが最優先」というのは仕組みの問題で、助け合いとか仲間の前の話だと思うんです。

フツクロウ: 同僚が気に入ってようが気に入らないだろうが、気が合うだろうが合わないだろうが、過重労働にさせない仕組みを作るのが最優先なんじゃがな。

ミライ: はい。たとえば上でも出したアメリカ海兵隊と自衛隊の合同訓練。「アメリカの指揮官は、毎日確実に8時間の睡眠をとることが義務」なのは、なぜかと考えた時、

人間は、100%ではありません。
悲しくても、つらくても、怒っていても、能力は低下します。

という背景は共通として、アメリカの場合は、能力が低下するから確実に睡眠を取ることが義務と、素直に論理でつないでいると思うんです。

フツクロウ: うむ。

ミライ: 単に日本もそうするのが当然でしょ?という話のはずです。

フツクロウ: が、「助け合いが必要、仲間が必要」と言ってしまっているわけじゃな。

ミライ: はい。単に業務が多すぎて溢れてたら、助け合ったってどうしようもないですよね。むしろ、助け合わなきゃって、他人の分まで仕事して残業増えてっていう、今の異常な労働環境の正当化に使われちゃってますよね。助け合いの精神って。

フツクロウ: 手厳しいの。

ミライ: でもなんかこのブログ日本の縮図だと思うんですよね。仕組みを変えるのが大変だから、良心に頼っちゃうっていう。

フツクロウ: まずは仕組みを整えて、そこから助け合いと行きたいもんじゃな。

ミライ: ぜひ仕組みから変わってほしいです。それでは!


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