根性論から脱却チャンスの日本

ミライ: この猛暑、日本社会に「根性論」の限界をいやというほど見せつけてますね。

フツクロウ: 根性論では熱中病は防げんからの。

ミライ: 中の人の学校のイベントでも「最新の注意を払います」と言いつつ具体的なケアが足りず、結局熱中症の子出しちゃってました。

フツクロウ: 「見てるだけ」では防げんのじゃな。

ミライ: はい。人間は一種の機械なのですから、物理的に対応しなければ故障するのです。

そんな中、この記事がとても印象的でした。

オシムの言葉で渡欧した日本人医師。最先端のスポーツ医学に触れた衝撃。(Number Web) - Yahoo!ニュース @YahooNewsTopics

欧米の怪我を予防するというドクターのありかたを紹介しています。「怪我しないように注意」という掛け声だけとは明らかに差が出ます。

フツクロウ: 当たり前じゃな。

ミライ: スポーツ界が象徴的ですが、日本の働き方改革など、あらゆるところで、根性論で片付けられていたものに、変革の兆しが見え始めています。

フツクロウ: 東京五輪の暑さ対策も非常に激しい議論が戦わせられておるの。

ミライ: 熱いです。

フツクロウ: 東京医科大の女性合格者問題も、その根っこにある、女性医師の離職問題にまできちんと議論が入り込んでおるしの。

ミライ: 根底には人口減少局面で人が足りなくなってきて、要は人海戦術ができなくなったことがありますね。

フツクロウ: うむ。昔は人が余っとったから、効率が悪いことはある意味人々に仕事をいきわたらせるために必要ともいえたの。

ミライ: こないだ取り上げた「スタジアムの掃除問題」に似てますね。

日本人が外国のスタジアムでゴミを片付けるのを戒める日本人インテリへ。|さそねっと @sasonetjp|note(ノート)

フツクロウ: 人は使い捨ての時代から、大切にしなければならない時代じゃのう。本来それが当たり前のはずじゃが。

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