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作家に教わった「マーケティングとは続けること」。

この記事を読んであなたが得られるかも知れない利益:作家が断言する最強マーケティングとは何か。それはシンプル、続けることだ。

作家の講演会に行ってきた

知り合いの超有名作家が賞をもらうので、お前も来いと誘われて昨日行ってきました。

その作家とはいろんなしがらみがあり、お祝いなので駆けつけたら、授賞式のあとに講演会もあったんです。

僕は講演会や学会発表みたいな類は、そんなの本や論文を読めばいいんで、わざわざ行く価値あるんか、などとうそぶいている輩なのです。

今回の講演会も、いつものように斜に構えていたのですが、ところがどうして、気がついていたら熱心にメモをとっていました。

今日は、その作家が放った一言に衝撃を受けたお話です。

作家が生き残る唯一の方法とは

それは「量産すること」だというのです。

現在の小説の世界で作家専従で食えているプロは、300人もいないと言われています。

有名な文学賞をとっても、消えてしまった作家はひきもきりません。

おそらく、ビジネス界で最も苛烈な仕事が作家ではないでしょうか。

その中で、45年も第一線で活躍を続ける秘密はいったいなんなのか。

その作家はこう言います。

「作家にとって一番大事なのは、本屋さんに自分の本が平積みにされることなんだよ」

彼は「書店の売り場の「推し」コーナーに、自分の本が積まれていることこそ、最も宣伝になる」、というのです。

彼は謙遜も交えてこう言います。

「書店の目立つところに本が平積みにされる、この状態が途切れたらダメなんだ。僕が曲がりなりにも作家を続けてられるのは、量産しているからなんですよ」。

超有名エンタテイメント作家の講演会より

量産とはなんでしょうか。

おそらくこの作家は「オレなんかただ、本の原稿をたくさん書いているだけだよ、駄文だけどね」と言いたいのでしょうが、クオリティの低い作品など売れるわけもなく、謙遜してそう言っているわけです。

クオリティはともかくとして、僕は彼のことばに静かな衝撃を受けたのです。

「まったくそのとおりだな」と。

量産とは常に世間に注目させること

結局、その作家は「物書きが成功する唯一の方法は、絶え間なく自分の名前と本を、世間と読者の目にさらし続けること」と言いたいのです。

しかし、これは本当にそのとおりだと思います。

例えば成功している企業は、宣伝をずっと続けています。

例えばコカコーラ。

身体に悪い、太る、添加物がどうの、世間はいろいろな評価をします。

しかし、そんなことにおかまいなく、コカコーラの宣伝は途切れたことがありません。

かつてペプシコーラが日本の市場で、日本ではタブーとされる比較広告を用いて「コークよりペプシ」と訴え、コカコーラの牙城に迫ったことがありました。80年代でした。

しかし、それは一時的な線香花火的な、成功に過ぎませんでした。

なぜペプシは負けたのか?

宣伝を、テレビCMをやめたからです。

名前が製品が浸透したからって、世の中に引き続き忘れられないように、宣伝を続けなくてはならないのです。

「人々の目を絶え間なく引きつけておけ」は、マーケティングの箴言なのです。

noteへの教訓

僕もヘボな文章を毎日続けて書いており、連続980日目を超えました。

自己満足に過ぎないのですが、マーケティング的に考えると、中身はともかく「こいつ毎日書いてるな」的なアピールはできているでしょう。

でも、この作家の伝によれば、「それこそが大事」なのです。

noteだけではありません、それが文章であれ、本であれ、製品であれつねに世に露出をし、それを途切れさせないことこそ、マーケティングの箴言どころか、それこそがマーケティングだと言っていいのじゃないか。

フン、講演会なんか、とバカにしていた僕を許して下さい、大先生!

野呂 一郎
清和大学教授

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