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立ち上げたコミュニティが自分の意図しないところでカルト化してしまう悲劇について考える


大学の教室を借りるためだけのペーパー学生団体・成増庵(旧・成増学園)を立ち上げ、日々怪しいワークショップをやり続けて2年。いや、3年になる北です。

最近、僕のワークショップを受けてくれた人たちが、どんどん自分で新しいワークショップを作っていたり、新しいコミュニティを立ち上げてくれていたりして非常に喜ばしく思います。

さらに、こんなことをしているものですから、良くわからない界隈から声がかかり、その運営なんかを一歩引いたり一歩進んだりしながら、いろいろなコミュニティを見ることができて、いろいろなサンプルが揃ってきているのも嬉しいです。

さてさて、そんな感じで色々な界隈に顔を出していると、なぜかカルト化してしまっているコミュニティなるものを見てしまいます。

実際のところ、彼らがやっていることはわりとオープンにしているし、ちゃんと事前に告知はしているし、囲い込んで暴力性を発揮しようなんてことも見られません

いろいろ考えた結果、カルトにするつもりがなかったのにカルトになっている場所のほとんどが参加者によってカルトにされているのです。

今回は、カルトになりやすい場カルトではない場所をカルトにしてしまう人の特徴どうしたらその場がカルトでなくなるのかどうしたらあなたの好きなコミュニティがカルトにならないのかということについて考えていければと思います。


そもそもカルトなコミュニティって何??

みなさんの中でカルトのイメージがどんなものなのかはわかりませんが、とりあえず僕の中では「そのコミュニティ以外に居場所をなくしてしまっているような人たちがいっぱい状態」って感じです。

僕が初めに出会ったカルトは「NPOカタリバ」というところです。

ここで一年間ボランティアスタッフとして関わっていましたが、その中でプロジェクトマネージャーという役職につき、カタリバの授業を作るという体で様々な雑用を押し付けられていました

まあ、それはどうでもいいとして。

そこで、さまざまな学生インターンであったり、同期のボランティアスタッフであったりを見ていると、これのために休学している人がちょこちょこいたり、これをやりすぎて留年している人が多かったりと、なんだかカタリバ外でのことを破綻させてしまっている人が多かったのです。

そのため、カタリバ以外に居場所がないという人が結構いて、自分たちの居場所をなくすまいとして、たとえボランティアスタッフに強大な負担を押し付けたとしても、なんとか自分の場所を守りたい!的な人が結構いたりしまいした。

ちなみに、あまりの激務のために鬱になってカタリバを恨みまくっている人が5人くらい。あまりの激務のために入院したり体調を崩した職員の人を3人くらい知っています。

被害者です。ええ。

激務を押し付けることによって、意図的に人をその場所から離れさせないようにしようとする【まっくろくろすけ】なカタリバでは、カタリバを批判することが許されない風潮がありました。

プロジェクトマネージャーだった当時の僕は「カタリバの意味を問い直す」ということで、一人一人が企画の趣旨とかに沿わずに自分がどうしてここにいるのかを軸に自分の思うものを届けて欲しいという趣旨の企画を作っていました。結構、危なかったです。

それをちゃんと理解してくれたボランティアスタッフの方はとても良い働きをしてくれましたが。誠に感謝。彼らは全員辞めましたが。

そんなわけで、何かおかしさに気づいた人たちは離れていって、おかしくても自分の居場所を必死に守りたい人が残るような悲しい団体に成り下がってしまったカタリバなのですが、まさしくカルトと言えるでしょう。

カタリバの場合は上の人たちの指示もあるので、そうなってしまったので仕方がないです。

ですが、主催者が意図していないのにも関わらず、勝手に自分の場所をカルトにされてしまう場合もあるのです。

それは一体どんな場所なのでしょうか。



カルトになりやすい場とは?

かくいう私も、かつては「カルト」と呼ばれるような場を作って人間です。

コラボなどを特にやらないで、始めて単独で開催した中規模のイベントは「TwitterとLINEを語る会」というものでした。

この回がどのようなものかというと、「なぜ、facebookやinstagramに比べて、twitterやLINEを辞めたがる人が多いのだろう?」という問いから出発したものでした。

ここでは、今まで関わっていた人たちを雑多に集めた良くわからない場になり、下は高校生、上は40代と実に幅広い年齢層の人たちが集まってくれた。

とある僕の幼馴染の感想では「なんだか、自己愛が強い人が多いね」という感想をいただきました。

哲学対話というものをやっていると、「人格を否定してはいけない」であったり「目の前の意見を否定したくなった時にはその否定したくなっている気持ちを考える」なんてルールを設けている場合が多いです。

それゆえに、少しトゲトゲした人たちが集まってくることが多いのでしょうか。

これがどうやら、カルトになりやすい人たちを引き寄せるらしいと気が付いたのが、僕のように誰でも彼でも受け入れるような場を作っていた人のコミュニティ作りの様子を見ていたときです。

そう、僕らすごく優しいのです

優しいからこそ、ちょっと大変なものを引き寄せてしまうのですよ。


カルトにしてしまう人たち

「ああ!ここだけが自分を受け入れてくれる場所なんだ!」

自分に自信がなかったり、承認欲求が足りていなかったり、愛されているという自覚がなかったり、いろいろなものを否定されて育ったりするような人たちは、そう思ってその場に自分の思考などありとあらゆるものをその人に捧げたくなってしまいます

僕のように、思考停止常識マウンティングマンであったり、マウンティングクソ野郎以外はすべて受け入れるような相手に求めるレベルの低い人は、多くの人が気にするようなことを全く気にしない。

誰でも受け入れてしまう+居場所がない人たちの敵の敵=居場所ない人たちがたくさん寄ってくる

ということらしいです。

最近仲良くしている大阪のセーブポイントの人たちも、なんとなく僕と同じような匂いがするので、たぶん同じ道を歩んでいるような気がします。優しいから仕方ないね。

特に、「私はここの場所のおかげで救われた!だからみんなも救われるべき!」なんて言われた日には最悪ですね。もう完全にカルトです。

でも、悲しいかな。僕ら、めちゃめちゃ優しいので、それを言われるとなんだかやった甲斐があったなぁと思ってしまうんですよね。とっても危ない兆候なのに。

救われるのは結構です。救われた先が依存であれば最悪で、結局それは救われたことにはならないんっすよ。

だって救われた人に依存しているだけだったら、結局良い夢を見ているだけに過ぎないんですよね。

悲しいかな。これがカルトなのよね。


あなたの大好きなコミュニティがカルトと思われないようにするために。


カルトはその閉ざされたコミュニティ感、言ってしまえば気持ち悪いくらいの内輪感が原因なのです。

まずはその内輪感を脱出することが先決です。

「だったら、外の人たちに発信すればいい!」

ちょっと待って、あなたどうやって発信してる?

まさか、「この場所はとっても良いんだよ!」から始まってないですよね?

それだとただのカルトです。

結局、「私はこのコミュニティのおかげで救われたから、あなたも救われるべき!」っていう押し付けが何となくキモいんですよね。本当に。

これの解消の仕方は簡単です。

相手の課題に合わせた魅力発信を行えば良いだけの話です。

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あなたがその場所を必要としていたように、その場所を必要とする人、高く評価してくれる人は確実にいます。

その人に届くようなストーリー設計を頭の中で描いていけば、だいたい相手の人はわかってくれます

ちなみに、ベストなのは「私はこういうふうなことに気がついたから、みんなもこういうことを思い出して欲しい!だから私はこういう場を作りたい!」と、その場所に依存せずに、自分で新しい居場所を作ろうとしてくれるのが幸いです。

新しい仲間が欲しいのであれば行動を起こし、お世話になった人に感謝をしたければ自分の力でその感謝を伝えましょう。

「〇〇のために!」といろいろなものをないがしろにして、相手に協力しようなんてただの依存以外の何でもありませんからとっとと辞めていきましょう。


結構厳しい言い方になってしまいましたが、やっぱり卒業してイキイキと世の中に飛び出してほしいんですよ。

コミュニティって、やはり新陳代謝が生まれないと自然じゃないですからね。
ええ。



追記(2019/11/7/00:55)

第二弾書いてみました。

このときよりもかなり雑に書いたので読みにくいかもしれませんが、なかなか面白い内容だと思うのでぜひご覧ください。

こちらもオススメです。


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北 祐介@成増学園総監督

サリンの2日前に生まれた福岡っ子。リアルな場で非日常空間を作るワークショップ工房&パインアメ通貨などのリアル仮想通貨工房・成増学園の総監督。世界初の企画設計から支援までやるpolcaワークショップを企画。 その他、和光市にて貰い物とゴミで暮らすオープンソースな家をやっています。
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