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見知らぬ誰かと一緒に暮らすときに気をつけていること〜キヅカイnote〜

「とりあえず、うちに来たら?」

東京メトロの終点・和光市で24時間自宅を開放し、曖昧な無職たちと一年ほど生活していた。

その結果、自分の家なのに、シェアハウスでもないのに、家に帰れば誰かがいることが当たり前な日々を過ごしていた。

結果として、9人の他人と一緒に自分の家で奇妙な共同生活を送ることになった。

もちろん、そんな人数が一度に押し寄せたら我が家はパンクするので、バラバラな時期ではあったけどね。でも、たった一年での話。

山添からはもう少し自分に優しく、空間的にもいい感じの距離感を保てたので、それほど消耗はなかった。

ただ、和光に関してはそれほど仲を深めていなかった人ばかり住んでいたから、まあまあ気を使いまくった。

気を使わないようにしていたけど、やっぱり気を使ったので、とりあえず書いてみることにした。


前提:自分と相手は違う生き物であることを知る

・ほとんどは「同じ人間だから」で起こるトラブル
・相手のありのままに相手自身が気づいていない
・基本的に、お互いにありのままに生きようとしていた方が楽
・やってくれたらラッキー、できないことは諦める
・本当に嫌になったら、出ていくか追い出しても良い
・自分のモノを大切にしたい人には向いていない。自分のものと誰かのものの協会があまりない人にはおすすめ。

初めて彼を見かけたときに

・まずは存在を認める。あ、いるんだ。こんにちは〜的に
・なにかしているようであれば話しかけずそのままに。落ち着いた頃にまた話そう。
・極力一対一で話せるときにいっぱい話す
・自由に使って良いもの、使われたら嫌なものをはじめに共有しておく

はじめましてが終わったあとに

・その人のためのおもてなしをしない。その人のために環境が変えると、相手に気を使わせてしまっていると感じさせてしまうから
・ついでにつくったよくらいの感覚で与える。
・女の子の場合であれば、最初は個室を用意する。先に逃げ道を教えておく。
・家事をやってくれたり、いろいろ整えてくれたときにはちゃんとお礼を言う
・しばらく何もしないで泳がせてみて、相手がモノをうまく伝えられる人なのか、そうでない人なのかを確認する→そう感じたときに、「もしかして、なにか伝えることが苦手?」とか「嫌なことがあったら我慢してしまうタイプ?」と聞いてみる


一緒に暮らし始めることに慣れてきた時

・食事は一緒にとるかどうかは自由だけど、米は多めに炊いておくし、一緒にいるときには「ご飯できたけどいる?」と声をかける
・逆に作ってくれたときにはありがとうと言う
・美味しいものがでてきたら、美味しいという
・自分でもつくってみたかったり、気になったところは作り方とか聞いてみる
・洗濯物はまとめてやるし、まとめてやらなかったりする。
・家事が面倒くさくなったら、相手に「面倒くさい」と伝える
・良いことはシェアする。なんかいいなと思ったこともシェアする
・相手の良いところは、常に良いなと思ったときに良いなと伝える
・生活の振り返りの機会をできるだけ設けて、相手が嫌だと思うことを受け取るし、いいなと思うところも素直に受け取る
・相手が嫌だなと思ったことを言ってくれたときには、ごめんと言うし、言ってくれてありがとうと言って、モヤモヤを伝えられることを価値とする

生活に違和感を感じた時

・相手と自分の育った環境が違うことで起こるトラブルが多いので、どんな環境で育ったのかを互いにシェアする機会を持つ
・羨ましいなと思ったことは羨ましいなと言うけれども、相手が育った環境を嫌だと思う部分についてはわかっておく。
・相手にも自分にも、育った環境のすべてを否定することはしない。幸せも辛かったこともそのまま認知する。
・その育ちの環境がどのような生活の違和感を生んでいるのかを伝える
・いいなと思ったことは何でも取り入れるし、嫌だなと思ったことは相手にそのことを伝えた上で、どのように調整していくかを一緒に話し合って考える
・そのとき、自分がどうして嫌なのか、相手がどうして嫌なのかをそれぞれ本人の口で語る。相手が言ってくれたときには、何度も自分なりの言葉でくりかえして、理解に齟齬がないかを確認していく

相手の様子がいつもとちがうとき

・「どうしたの?」とは聞かない。相手が話してくれるまで待つ
・次の日の夜くらいに「昨日、なんか疲れてたね」などと、聞いてみる。
・一人になれる時間を意図的に作ってみる。ちょっと一人になりたい?とも聞いてみる。
・生活のルーチンから外すために、外食に誘って、そこで話を聞く
・逆に、嬉しそうな顔をしているときにはその場で聞いてみる
・相手の幸せに便乗する形で、テンションをあげてみる
・基本的に、相手は気を使うだろうという想定で「本当に?」と二回くらい時間をあけて聞いてみる。

相手が出ていく時

・無理に引き止めないで、今までやってくれたことの感謝を言う。
・最後に二人で話す機会をなるだけつくるorこれまでの生活を振り返る機会を設ける
・お別れの宴を開く

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