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【PIT】✉️のば's MAILBAG⑤✉️

投稿が予定より1日遅れてしまいましたが、5回目となるMAILBAG(Q&A)コーナーです。今回もX(旧twitter)にて募集した、Pittsburgh Pirates(PIT)を中心として質問に回答していきます。

割と突然の募集でしたが今回も22件頂きました、ありがとうございます。我らがAndrew McCutchenの背番号と同じという事で非常に縁起が良いですね。

それでは早速届いた順に紹介してきましょう。ちなみに、質問文は届いたものをそのまま載せています。途中で終わっていたり表記揺れしていますがご容赦下さい。


ア・リーグ、ナ・リーグそれぞれで、のばさんが想像以上の好成績を残した選手を教えてく

2人ずつ挙げさせて貰うとALがCole Ragans(KC)とYennier Cano(BAL)、NLがCorbin Carroll(ARI)とNolan Jones(COL)ですね。ルーキーが多くなってしまいました。

RagansはAroldis Chapmanの対価としてKCに移籍してブレークした左腕で、8月末にPITと対戦した時は「こんなもん打てるかよ」と思いました。Canoは出始めに「このRobinsonじゃないCanoは誰やねん」とか思ってごめんなさい。

ポストシーズンで脚光を浴びたCarrollは開幕前からROY最有力と言われてましたが、個人的に(主にパワー面を)そこまで信じてませんでした。ぐうの音も出ませんね。

元々CLEのトッププロスペクトだったJonesは昨オフに割と雑にトレードされたのに、今季気付いたらCOLでメチャクチャ打ってて驚きました。ビジター成績も良いですし。


のばさんが注目してるパイレーツ以外のプロスペクトを投手・野手それぞれおしえて

どうしてもアマ時代に注目していた選手になっちゃいますね。野手だと今年のドラフトでDETから全体3位指名されたMax Clarkです。華があって成績以上に人気を得る選手になると思います。

投手だと22年のドラフトでTEXから4巡目指名されたBrock Porterは割と好きですね。昨オフにBryan Reynoldsのトレード話が出た時は、TEXと纏めるなら彼が欲しかったです。今季は与四球多いですけど。


ゲレーロやホリデーなどの2世選手が多くなってきていますが、その中で一番好きな選手をおしえ

忘れちゃいけないのは今季Fielding Bible AwardsとGold Glove AwardをW受賞して名実ともにMLB最高の守備型3Bとなった我らがKe'Bryan Hayesですね。父のCharlieもMLB通算1547試合に出場し、96年にはPITでもプレーしています。

あとは父が中日・DeNAでもプレーしたTony Blanco Jr.です。故障もあって成績は平凡ですが10代とは思えないほど立派な体格をしていて、打球速度も優れているそうなので(ドミニカから)アメリカに渡るであろう来季のブレークに期待です。


3A・2A・A・ルーキーリーグ? 多くの階級がありますが、それぞれの階級に持っているイメージ(このくらいのレベルの選手がいるなど)がありましたら教えて下さい

3A (トリプルエー)
→元メジャーリーガーと(MLBに定着し切れない)4Aリーガーの隙間にトッププロスペクトがいる。知った顔が多いので、あまりMiLB.tvで中継を観ようとならない。

2A (ダブルエー)
→プロスペクトを知りたいなら重点的に観るべきはここ、2A級でも結果を残せば名実共にトッププロスペクトというイメージ。3A級ではなく“飛び級”でそのままMLBに昇格する選手もいる。

A+ (ハイエー)
→無双している若いプロスペクトの成績を眺めてキャッキャウフフ出来る最後の機会。ここまでは割と勢いで駆け上がれる。

A (シングルエー)
→ドラフト指名された大学生は翌年、ここからスタートする事が多い。10代のうちにここを卒業出来たら順調なイメージ。PIT傘下のBradenton Maraundersは放送がマイナーとは思えないほど綺麗。

Rk (ルーキー)
→ドラフト指名された選手やアジア系の選手は主にここからスタート。試合数も少なめで、2年以上在籍すると「大丈夫か?」となる。

DSL (ドミニカン・サマー・リーグ)
→南米系の選手と契約したらまずはここから。玉石混合なので鳴り物入りで契約した選手(特に打者)は圧倒的な成績を残して欲しい。※厳密にいうとDSLもRk級に含まれる

こんな感じでしょうか?あくまでぼくの印象なので話半分程度にしていただけると幸いです。


某MLB雑誌にベッドナーに契約延長の話が出ていると載っていました。どの位の規模の契約になるとおもいますか?

GMのBen Cheringtonがプレーオフ期間中に「Mitch KellerDavid Bednarのエクステンションについて話し合う予定」と話したやつですかね。スモールマーケットなのであまりリリーバーに投資したくないんですが…

FAまで残り3シーズン保有・来季の調停予想が$4.7Mなので、フランチャイズディスカウントで(クラブオプションも含めて)総額5yrs/$40.0Mあたりで纏まってくれたら嬉しいです。


ヘイズがゴールドグラブ賞を受賞しました。今の打撃成績(270 15本 70打点くらい)のまま、賞を10年以上獲り続けたら殿堂入りを果たせると思いますか?

PITのチーム殿堂入りまでじゃないですか?殿堂関連にそれほど詳しい訳じゃないのでイメージですが。コーナーならそれこそNolan Arenadoくらいの打力は欲しいですよね。

LFでGold Gloveを8度受賞して通算でAVG .257/OPS .748を記録しているAlex Gordon(KC)の全盛期が数年伸びても投票率はあまり高くない気がします。


パイレーツの選手で、契約延長が1番難しそうな選手はどの選手だとおもいますか?

Scott Borasが代理人のEndy Rodriguezだと思います。今季MLBデビューを果たして正捕手として起用されると410.0回でDRS +3と守備でプラスを生みましたし、打撃は場数を踏めば平均以上にはなるはずなので。

傘下も含めれば今年のドラフトで全体1位指名したPaul Skenesが来年か再来年にはMLBデビューするでしょうが、もし速攻でエクステンション出来ればで今後数年の展望が変わってきます。


来年のセカンドなんですけどトリオロってレギュラーで使えますかね?あと一塁手なんですけどホスキンスとかは少し年俸高いですけどどうですかね

ルーキーで54試合出場していきなりrWAR +2.1/fWAR +1.7記録したら期待しちゃいますが…高打率・高出塁率の割に三振が多く、長打がそこまで多くないので来季どうかなーと思っています。

来季は開幕からOneil Cruzが戻ってきてSSに入るので、2BはLiover Pegueroが優先されるのかなと。それでも1B/2B/3Bだけでなく、マイナーではSS/CFも経験があるので打っていればそこかしらで出場機会を得られるでしょう。

先日の記事ではサラリーの問題で出しませんでしたが、Rhys Hoskinsはメチャクチャ欲しいですね。今季全休なので当然リスクはありますが、本体なら手の届くはずのない選手なので。


シーズン中ちょくちょく話題に挙がっていたミッチケラーとのエクステンションですが、実際にエクステンションするとなると8y200Mが最低ラインですよね
となるとPITの財政では払えない懸念もあるのでトレードありますかね?

いやー、半分の4yrs/$100Mも要らないです(辛辣)

このオフが2度目の調停で予想サラリーが$6.0M、残り2シーズン保有(25年オフFA)なのでクラブオプション込みで5yrs/$60.0Mくらいなら有りだと思います。

実は今季開幕前にお安めのエクステンション提示して断られているらしいですね。本人はエクステンション希望を何度も公言していますが、あまり連発しても身動き取れなくなるのでトレードで「MLBデビュー済みの若手SP+プロスペクト」にでも替えた方が動きやすいんでしょうな。


来年のドラフトで注目されている選手はいますか?

まだ有名どころしか調べていませんが、U-18にも出場したJackson PrepのSS・Konnor Griffin、Froridaの二刀流・Jac Caglianone、Tennesseeの速球派右腕・Chase Burns・強肩強打のスイッチヒッター・Braden Montgomeryあたりが好みです。

12月のロッタリー抽選で正式に2年連続・4年で3度目の全体1位指名権を獲得する予定なので、それが確定したらもうちょっとしっかり調べる予定ですね。


仮定の話ですが、球速低下の無かったクマー・ロッカー投手とスキーンズ投手なら、どちらが評価が高かったと思いますか?

下級生時から騒がれていたのはKumar Rockerの方ですが、故障によるパフォーマンス低下が無かったとしてもPaul Skenesの方が上だと思います。3年に転向して投手専念してからが傑出してました。

もしかしたら21年にHenry Davisではなく故障しなかったRockerを全体1位で指名して、今年のドラフトではDylan Crewsを全体1位していた世界線もあったかもしれませんね。


タマー・ジョンソン選手の守備の評価はたかいですか?

ドラフト指名時はSSで読み上げられて驚きましたが、今季途中にA+級へ昇格して以降は守らなくなりましたね。Rk/A級ではたまにスタメン起用されて、思ったよりは守れていましたけど。

本職の2Bではここまで「ものすごく上手い」という訳ではないものの、卒なくこなせていると思います。指名時は「CFに回るかも」なんて声もありましたがこのままMLBに到達出来そうです。


のばさんなら、トラウトとハーパーのどちらかをドラフト指名できるとしたら、どちらを指名しますか?(理由も有りましたらおね)

彼以上に騒がれたアマチュア野手を僕は知らないのでドラフト時の評価なら圧倒的にBryce Harper、今季までの活躍を踏まえてなら流石にMike Troutですね。

ビジュアルも振る舞いも華があるHarperは大好きな選手ですが、流石に32歳にして殿堂入り当確レベルの通算rWAR +85.2/fWAR +85.1を記録しているTroutには勝てる選手はいません。


のばさんが1番驚いたトレードをおし

ちゃんとMLBを追おうとし始めた14年オフにいきなり成立した、OAKがJosh DonaldsonをTORに放出した1対4トレードは驚きました。※熱心に追っていたら兆候はあったんでしょうが

最近だと19年TDLの期限ギリギリに成立したARIがZack GreinkeをHOUに放出した1対4トレードです。完徹してボンヤリしていた脳が一気に覚めましたね。


MLBとは関係ありませんが、北海道のおすすめの食べ物を教えて下さい。

よく「北海道といえばバターコーンラーメン」と言いますが実際は観光客向けメニューですね、ぼくは食べた事がありません。同じくカニもそんな頻繁に食べないです。

北海道と言ってもエリアによって違うので札幌想定になりますが…やっぱり
スープカレー”とか“中太ちじれ麺のラーメン”とか“ジンギスカン”が分かりやすいでしょうか。

お土産ならやっぱり“マルセイバターサンド”は外せません。個人的には柳月というメーカーの“バスキュー”が好きで定期的に買って食べるんですが…バスクチ-ズケーキなので北海道土産には微妙でしょうねー


パイレーツのマイナーで一番のスラッガーはだれになりますか?

マイナーで一番エグイHR打ってるのは間違いなくTermarr Johnsonですね。彼と言えばアマ時代はコンタクトが評価の打者だったんですが…ここまでは「低打率・高出塁率・高長打率タイプ」になっています。

それ以外だと3A級のMatt Gorski・A級のLonnie White Jr.・Rk級のTony Blanco Jr.あたりが期待ですね。GorskiとWhiteはバリバリのスラッガーというよりはアスリートタイプですが。


ピッツバーグに在籍している、アメリカ4大スポーツのチームで1番人気はどこのチームですか?

Pittsburghに本拠地を置いている4大スポーツチームはPirates(野球)とSteelers(アメフト)とPenguins(アイスホッケー)の3つですね。バスケットはありません。

人気なのは圧倒的にSteelersです、まぁアメフトというスポーツ自体が人気ですし。PiratesとPenguinsの観客動員は1試合平均2万人前後ですがSteelersは6.5万人超となっています。


パイレーツのオーナーの総資産は、MLBの中でも少ないほうでしょうか?

オーナー・Bob Nuttingの総資産は$1.1B(1670億円)で、オーナーの中では半分以下ですね。ちなみに、ここ最近チームの移転問題などでお騒がせのOAKのオーナー・John Fisherの総資産は$2.0B(3040億円)です。

補強費で私腹を肥やしていると長らくファンから批判されてきたNuttingですが、今年はAndrew McCutchenの復帰を仲介し、Bryan Reynoldsのエクステンションを纏めるのに尽力した事でだいぶ株が上がりました。


プロスペクトかお金をセットでくれるなら、パイレーツに来て欲しい他球団で長期契約を結び、現在成績で苦しんでいる選手はいますか?

他所がプロスペクトを付けてまで厄介払いしたい規模の長期契約は、残念ながらPITだと支払えないですねぇ。おそらくマトモに払えて年平均$15.0M程度でしょうから。

放映権で兼ね合いでペイロール削減を迫られているSDがまだ削りたいなら一丁噛みしたいです。リリーフでオプトアウトしなければまだ4年残っているRobert Suarezとか、来オフFAだけど22年以外成績良くないMatt Carpenterとか。


マカッチェン選手は一時期メディアが過激なヤンキースにいましたが、その時のメディアの評価はどの様なものでしたか?

ヒゲを剃ったCutchがあまりにも若々しい顔になった事で話題になっていましたが…少なくとも叩かれてはいなかったと記憶しています。違ったら申し訳ありませんが。

調べてみたら18年8月末にトレードで加入後、主に1番打者として25試合に出場。AVG .253/OBP .421/SLG .471と完璧なリードオフマンをしているので文句も出なかったんじゃないですかね?


俺たちのMiguelが新章突入しましたね!

どうしてもネタキャラ扱いされますが、OAKの様にロスターの片隅に置いておけるチームなら案外悪くないと思うんですよね。上手くないなりに1B/LF/RFは守れますし。

セプテンバーコールアップで再昇格した後は57打席でAVG .302/OBP .351/SLG .528ですし、シーズン成績を見ても対左投手は38打席ながら.278/.316/.556なので。


最近MLBを見始めたのですが、大谷はFA選手にしては若いですし、QOを受諾して慣れているLAAの環境でじっくり治して、万全の状態で来年FAというのはあり得ない話ですか?

先日MLB30球団ファン合同noteの企画で彼の契約を予想しましたが、ぼくは「2年契約でLAA残留」にしました。QO受諾の線は0ではないと思いますが、可能性は少ないと思っています。

どのチームも気になるのは「投手としてどれだけ投げられるか」だと思うので、LAAに残留するのなら25年に投げられる事を証明して、そのオフに二刀流として大きな契約を掴みに行くんじゃないかなぁと。


【参考文献】


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